「社長の専門学校」M&Aセルサイトアドバイザー協会所属 

【クリニック向け】地域No.1クリニックになるためのGoogleマップ活用法

【クリニック向け】地域No.1クリニックになるためのGoogleマップ活用法

【クリニック向け】地域No.1クリニックになるためのGoogleマップ活用法

医療業界でもオンラインでの競争が激しくなり、患者はインターネットを活用してクリニックを検索することが一般的になりました。Googleマップはその中でも特に重要なツールであり、地域No.1のクリニックになるためには、Googleマップ上での存在感を高める戦略が不可欠です。今回は、クリニック経営者の方々に向けて、Googleマップの活用法について解説します。

目次

Googleマップとは

Googleマップは、Googleが提供する無料の地図サービスで、世界中の様々な場所や施設を簡単に検索・表示できるツールです。利用者は地図上で目的地を検索し、経路案内や周辺の事業者・施設の情報を得ることができます。ストリートビュー機能を使用すると、実際の場所の360度の写真も見ることができます。スマートフォンアプリ版も提供され、ユーザーは移動中にリアルタイムのナビゲーションを受けながら目的地にアクセスできます。簡単な操作で直感的に利用でき、旅行や日常の移動をサポートする便利なツールとなっています。

クリニックの経営にGoogleマップが重要な理由

クリニックの経営において、Googleマップは重要なツールとなります。

  1. オンラインでのクリニック探しの主要ツール: Googleマップは多くの患者が新しい医療施設を探す際に利用する主要なツールです。患者はスマートフォンやパソコンを使って、クリニックの場所や詳細な情報を検索し、Googleマップを通じて直接ナビゲーションを行います。したがって、Googleマップ上での正確で詳細な情報がクリニックの集客に直結します。
  2. 信頼性と評価の向上: Googleマップでは患者が口コミやレビューを残すことが一般的です。クリニックがGoogleマップ上でポジティブな評価を得ることで、信頼性が向上し、新しい患者がクリニックを選ぶ際に参考になります。逆に、患者の要望に応えない場合や評価が低い場合は改善が必要となります。
  3. 地域検索とアクセス向上: Googleマップは地域検索に強く、特に地元の患者にとって利便性があります。クリニックがGoogleマップに正確な情報を提供することで、患者は近くの医療機関を素早く見つけることができます。また、Googleマップを使用してナビゲーションを行うことで、患者のクリニックへのアクセスもスムーズになります。これにより、地域の患者層を確実に取り込むことが可能となります。

検索後ユーザーが視認する順番

検索結果の表示順序は、一般的に以下のような順序でユーザーに提示されます。これは、主にGoogle検索を例に挙げたものですが、他の検索エンジンでも類似の原則が適用されることがあります。

①広告(Ad)(スポンサー枠)

検索結果ページの一番上には、広告が表示されることがあります。これらの広告は検索キーワードに関連するものであり、広告主が支払った額や広告の品質スコアに基づいて表示されます。

※名古屋×学習塾で検索

②ローカルパック(Local Pack)

ローカルの事業者や施設に関連する検索では、Googleマップ上に表示されるローカルパックが次に来ることがあります。通常、3つの地元の事業者が地図上に表示され、基本的な情報がリストされます。「さらに表示」をクリックするとより多くの地図情報に記載がある店舗が表示されます。ローカルパックとは「さらに表示」をクリックする前に表示される情報のことを指しています。

※名古屋駅×クリニックで検索

③標準検索結果(Organic Results)

広告やローカルパックの下には、標準の有機的な検索結果が表示されます。これらはウェブページの内容や信頼性などに基づいてランク付けされ、ユーザーに提供されます。SEO対策で上位表示を狙うのはここの部分です。

※名古屋×学習塾で検索

④関連検索やその他の機能

一般的な検索結果の下には、関連検索や他のGoogleの機能(画像、ニュース、動画など)へのリンクが表示されることがあります。

検索結果の順序は、検索エンジンのアルゴリズムによって決定され、検索クエリやユーザーの履歴によってカスタマイズされることがあります。ユーザーが検索結果を閲覧する際は、通常、上から順に確認されることが一般的です。

ちなみに、②ローカルパック画面の下の「さらに表示」をクリックすると

※名古屋駅×クリニックで検索

このように多くのクリニックが表示されます。SEO対策同様に、この地図情報で上位に表記されるよう対策をしなければなりません。その対策をMEO対策(Map Engine Optimization(マップエンジン最適化))と言います。

また、ローカルパックに入る場合と入らない場合のクリック数の差は、非常に大きく数倍から数十倍になることもあると言われています。Mozの調査によると、ローカルパックの上位3位以内に表示された場合のクリック率は、約33%と非常に高く、一方、ローカルパックに表示されなかった場合のクリック率は、約10%程度と言われています。もちろんビジネスによって異なります。

Googleマップのローカルパックにクリニックが表示されるようにするためには


Googleマップのローカルパックにクリニックが表示されるようにするためには、以下のステップを実施することが重要です。

  1. Googleビジネスプロフィール登録
    • Googleビジネスプロフィールにクリニックの詳細情報を登録します。正確な事業者名、住所、電話番号、営業時間などを入力しましょう。
  2. カテゴリーの選択
    • 関連する業種・カテゴリーを選択します。クリニックの特定の診療科目やサービスに焦点を当て、適切なカテゴリーを選択することで、ローカルパックに表示されやすくなります。
  3. 詳細な事業者情報の提供
    • Googleビジネスプロフィールにはできるだけ詳細な情報を提供します。特に診療科目やサービスの詳細、クリニックの特長、受け付けている保険などを明示すると、検索時に特定されやすくなります。
  4. 口コミとレビューの促進
    • 患者にGoogle レビューを投稿してもらうことで、クリニックの信頼性が向上します。良い評価やポジティブなコメントがあると、ローカルパックに表示されやすくなります。
  5. 地域密着のキーワードの活用
    • クリニックのWebサイトやGoogleビジネスプロフィールのプロフィールに、地域に関連するキーワードを含めることで、地域検索でクリニックが表示されやすくなります。
  6. 正確な営業時間の設定
    • 営業時間は患者にとって非常に重要な情報です。正確な情報を提供し、最新の状態を維持することが大切です。

これらの手順を実行することで、Googleマップのローカルパックにクリニックが効果的に表示されるようになります。地域の患者に対してクリニックの存在を知らせ、信頼性を高めるためにも、積極的にGoogleマップの活用をお勧めします。

何もやってないけど、地図情報に自分のクリニックの情報が載っている。

Googleが新しい(店舗)情報を入手すると勝手に掲載(店舗名・外観写真)します。

その結果、情報を見つけたユーザーが、勝手にレビュー(口コミ)投稿することがある

Googleマップに悪い口コミが書かれたら

1.レスポンスを返す: Google ビジネスプロフィールにおける悪い口コミに対して、公平かつプロフェッショナルなレスポンスを返しましょう。クレームに対して誠実に対応し、問題を解決しようとする姿勢を示すことが重要です。他のユーザーにもあなたのプロアクティブな対応を見せることができます。

2.問題を解決する: クレームを提出したユーザーと連絡を取り、問題を解決しようと努力しましょう。顧客の不満を解消することで、口コミの修正を依頼するか、ポジティブなフィードバックをもらえるかもしれません。

3.不適切な口コミの報告: Google ビジネスプロフィールでは、不適切な口コミを報告することができます。口コミが不適切である場合、Googleはそれを調査し、削除の対応を取る可能性があります。一般的な理由には「差別的な言葉や内容」、「スパムまたは詐欺」、「個人情報の公開」

4.ポジティブな口コミを促進: ユーザーにプラスの口コミを投稿するように促すことができます。サービスや商品を利用した満足度の高い顧客に口コミを書いてもらうようお願いし、ポジティブなフィードバックを増やしましょう。

基本的に口コミは消せない

ローカルパックに表示されるための具体的な取り組み

①正確な事業者情報の提供

インターネット情報掲載する情報はすべて統一することをが重要です。住所などの情報は特に注意が必要です。例えば、クリニックの公式ホームページの住所情報が、〇〇区〇〇3丁目2番5号と記載があったとします。Googleビジネスプロフィールには、〇〇区〇〇3-2-5を記載してしまった。この場合は正確な情報とみなされない可能性があります。WEB上に公開している情報は必ず統一するように心がけましょう。

②地域密着のキーワードの活用

地域密着のキーワードは、クリニックが特定の地域で検索されやすくなるように設計されたキーワードです。以下は、クリニックにおいて地域密着のキーワードの例です。これらのキーワードは、クリニックが所在する地域や周辺地域を強調し、地元の患者を引き寄せるのに役立ちます。Googleビジネスプロフィールのプロフィールに、地域に関連するキーワードを含めることで、地域検索でクリニックが表示されやすくなります。

[診療科目] [地域]

  • 例: “小児科 三鷹”
  • クリニックの主要な診療科目と地域を結びつけることで、特定の診療科目を提供するクリニックを地元の患者が見つけやすくなります。

[特定のサービス] [地域]

  • 例: “歯科矯正 渋谷区”
  • クリニックが提供する特定のサービスと地域を組み合わせることで、それに特化した患者を引き寄せることができます。

[地域] [症状や治療法]

  • 例: “池袋 腰痛治療”
  • 地域と一般的な症状や治療法を組み合わせることで、特定の健康問題に対するクリニックを検索するユーザーを引き寄せることができます。

[クリニック特徴] [地域]

  • 例: “予約なしで診療可能 世田谷区”
  • クリニックの特長やアプローチを地域と結びつけることで、そのクリニックの強みを強調し、患者の興味を引くことができます。

これらの地域密着のキーワードをウェブサイトのコンテンツやGoogleマイビジネスのプロフィールに組み込むことで、地域の検索結果でクリニックがより上位に表示されやすくなります。

③口コミとレビューの促進

良い評価やポジティブなコメントがあると、ローカルパックに表示されやすくなります。口コミが多い、または良い評価は、クリニックの安心感や信頼性に直結します。逆に言うと、口コミが少ない、評価が低いクリニックは懸念される、ということになります。例えば、レストランを予約する際、飲食店の口コミサイトを参考にすると思います。当然、高評価のレストランは人気店となります。特に初診の患者さんは口コミを参考にするので、ポジティブなコメントを集めるようにしましょう。

口コミって自分やスタッフで書いていいの?

Googleしては信憑性が保てないので、アカウントが消される可能であります。必ずそのような行動は控えるようにしましょう。

上記①②③の3つの取り組みが、まずローカルパックに掲載されるために優先的に取り組むポイントです。その他、最新情報やイベントの情報を定期的に掲載することも重要です。

まとめ

地域No.1クリニックの道のりは決して簡単ではありませんが、効果的なGoogleマップ戦略と正確な情報提供を通じて、その目標は手の届く範囲にあります。今回の手法を実践し、クリニックの魅力を地元の皆様に伝えましょう。信頼と患者の満足が地域No.1への鍵です。お力になれることがあれば、いつでもお気軽にご連絡ください。未来のNo.1クリニックを共に築いていくことを心より願っています。

ATSUSHI SABURI

株式会社アドメディカル代表。大学卒業後、大手予備校に就職。学生募集に携わる。特にデジタル領域に力を注ぎ、ホームーページのSEO・MEO対策、インターネット広告、コンテンツマーケティングを中心に売上拡大。少子化が進む教育業界で毎年120%売上を伸ばす。独立後は、予備校時代のノウハウと人脈を生かし、富裕層向けの広告プランニング、SEO・MEO・インターネット広告のインハウス(内製)化のサポートを中心に事業展開。

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