GeminiとNotebookLMを連携して営業提案スライドを「プロ仕様」にする方法
近年、NotebookLM のスライド生成機能を活用し、提案資料や営業プレゼンを自動作成する企業が増えています。
特にAI関連サービスの提案においては、生成AIを用いた資料作成は業務効率化の観点からも非常に有効です。
しかし実際にNotebookLMで生成されたスライドをそのまま営業資料として使用してみると、
- デザインがややポップ
- 装飾が多く信頼感に欠ける
- フォントや余白に統一感がない
といった理由から、「情報は正しいが提案資料としては弱い」と感じるケースも少なくありません。
弊社はクリニックや医療機関といった慎重な意思決定を行う業界に対してAIソリューション(LLMO対策など)を提案するので、スライドの視覚的な完成度は提案そのものの信頼性に直結するという課題がありました。
こうした課題を解決する方法として有効なのが、Gemini とNotebookLMを連携させた「YAMLテンプレート指定」によるスライド生成です。
AIが作ったスライドが営業資料として弱くなる理由
NotebookLMは、アップロードされた資料をもとに論理構造を整理し、要点をスライド形式でまとめることに長けています。
一方で、生成時の優先順位は「情報の整理」であり、「視覚的なブランド統一」ではありません。
その結果、
- 強調箇所が色頼みになる
- スライドごとに余白感が異なる
- 箇条書きの行間が不揃い
- 背景やアクセントが過剰
といった、“AIらしさ”の残るデザインが生成されてしまうことがあります。
これは、NotebookLMがスライド生成時に明確なデザインテンプレートを持たない状態でレイアウトを決定しているためです。
YAMLによるテンプレート指定が必要な理由
NotebookLMでは、プロンプトによって文章内容の生成方針を指定することは可能ですが、デザインルールまでは細かく制御できません。
そこで重要になるのが、「スライドの見た目」に関するルールをあらかじめテンプレート化しておくという考え方です。
このテンプレートをコード化した形式が、YAML(ヤムル)です。
YAML形式で、
- フォントサイズ
- カラーパレット
- レイアウト構造
- 余白の取り方
- 箇条書きのスタイル
などを定義することで、NotebookLMのスライド生成時に「このデザインルールに従って作成する」
という基準を与えることが可能になります。
YAML形式とは?
YAML(ヤムル)とは、人間にもAIにも読みやすい形で情報を整理するためのデータ記述形式の一つです。
正式には「YAML Ain’t Markup Language」の略で、プログラミングコードというよりも、「設定ファイル」や「ルールブック」を記述するためのフォーマットとして広く利用されています。
NotebookLMやGeminiといった生成AIの活用においては、単なる文章ではなく、このYAML形式で指示を与えることで、AIに対してより正確なルールや構造を伝えることが可能になります。
Geminiを活用したYAMLプロンプトの作成手順
YAMLテンプレートは、Geminiを活用することで簡単に作成することができます。
まずは、自社が理想とするスライドデザインの手本となる資料を用意します。
例えば、
- IR資料
- 営業提案書
- SaaS企業のピッチデック
- ミニマルなコーポレートスライド
など、再現したい世界観に近いPDFやスクリーンショット画像を準備してください。
次に、Geminiに画像を添付したうえで、以下のように指示を出します。
このスライドと同じデザインでスライドを作れるように、
NotebookLM用のYAML形式のスタイルガイドを作成してください。
この際、単なる文章ではなく、必ずYAML形式で出力するよう明確に指定することが重要です。
NotebookLMでのスライド生成方法
Geminiによって生成されたYAMLコードは、NotebookLMのスライド作成画面にある指示欄へ貼り付けて使用します。
スライド生成時には、
このYAMLプロンプトのスタイルに従って、
アップロードした資料に関するスライドを作成してください。
といった補足指示を加えることで、テンプレートに準拠したスライド生成が可能になります。
さらに、
- タイトルは中央揃え
- 青いサイドバーを維持
- トップバーの色を統一
- 本文は最大6行まで
など、絶対に外したくないデザイン要素を言葉で補足することで、再現性を高めることができます。
NotebookLMアップデート:パワーポイント出力とスライド修正機能の実務適応性を検証
まとめ
NotebookLMによるスライド生成は、提案資料作成の効率を大きく向上させる一方で、デザイン面での調整が必要となる場合があります。
Geminiを活用してスライドのスタイルガイドをYAML形式で作成し、NotebookLMの生成時に適用することで、自社のブランドイメージに沿った「プロ仕様」のスライドを自動生成することが可能になります。
営業提案の質を高めるためにも、AIによる資料作成にデザインテンプレートの概念を取り入れてみてはいかがでしょうか。
AIを導入を検討する企業様へ
人手不足や業務効率化といった課題に対し、
AIやDXの導入を検討されている中小企業様も増えています。
しかし、ツールの導入だけでは現場に定着せず、「結局使われないシステム」になってしまうケースも少なくありません。
当社では、経営者だけでなく現場スタッフの声を丁寧にヒアリングし、業務フローに合わせた“使えるAI・DX”の導入を伴走型で支援しています。
まずは無料相談にて、現場の課題整理から始めてみませんか?
▶ AI・DXコンサルティングの無料相談はこちら

株式会社アドメディカル代表。大学卒業後、大手予備校に就職。学生募集に携わる。特にデジタル領域に力を注ぎ、 ホームーページの SEO・MEO対策・LLMO対策、インターネット広告、コンテンツマーケティングを中心に売上拡大。少子化が進む 教育業界で毎年120%売上を伸ばす。独立後は、予備校時代のノウハウと人脈を生かし、富裕層向けの広告プランニング、 SEO・MEO・LLMO・インターネット広告のインハウス(内製)化のサポートを中心に事業展開。一般社団法人AI・IoT普及推進協会マスターコンサルタント。










