NotebookLMがPowerPoint形式に対応
GoogleのAIノートブック「NotebookLM」がついにPowerPoint(.pptx)形式での出力に対応しました。
これまでNotebookLMのスライド生成機能はPDF形式での出力に限られており、生成された資料をPowerPoint上で編集することができないという課題がありました。
しかし、今回のアップデートではPowerPoint形式での出力に対応しただけでなく、生成後のスライドに対して自然言語による修正指示が可能になるなど、資料作成業務の効率化に直結する改善が実装されています。
本記事では、このアップデートを受けて、弊社が実際に医療機関向けに実施している「LLMO対策セミナー」の資料を用い、NotebookLMのスライド生成および修正機能が実務レベルで活用可能かどうかを検証しました。
検証概要:LLMO対策セミナー資料をもとにスライド生成を実施
今回の検証では、弊社がクリニック向けに提供しているAI検索対策(LLMO対策)に関するセミナー資料(PDF形式:約30ページ)をNotebookLMにアップロードし、以下の観点から評価を行いました。
- スライド生成にかかる時間
- スライドの論理構造(構成力)
- 自然言語による修正指示の反映精度
- PowerPoint出力後の編集可否
- 実務(社内/社外資料)での利用可能性
通常、セミナー資料のスライド構成には3〜4時間程度の作業時間を要しますが、NotebookLMによる自動生成がこの工程をどこまで代替できるかを検証することが目的です。
検証結果①:約60秒で18枚のスライドを自動生成
PDF資料をNotebookLMに読み込ませ、「スライドを生成」と指示したところ、約60秒で18枚のスライドが自動生成されました。
内容は単なる要約ではなく、
- LLMO対策の背景(AI検索利用率の上昇)
- 医療機関におけるAI推薦の重要性
- 構造化データの役割
- AIが医院を推薦できない状態とは何か
といった、論理構造を踏まえたスライド構成が自動的に作成されており、「ゼロから白紙のPowerPointに向き合う」工程を大幅に短縮できることが確認できました。
検証結果②:自然言語によるスライド修正は有効か?
生成されたスライドに対して、
「タイトルを短くしてください」
「このスライドを2行にまとめてください」
「医院向けに表現を変更してください」
といった自然言語による修正指示を行ったところ、再生成を行うことなく該当スライドのみの修正が可能でした。
従来のNotebookLMでは、一部スライドに誤字や表現の修正が必要な場合でも全体を再生成する必要がありましたが、今回のアップデートにより、「生成 → 対話による修正」という新たな資料作成フローが実現しています。
検証結果③:PPTX出力の注意点(編集性)
一方で、PowerPoint形式で出力したファイルを開いたところ、スライドは編集可能なテキストボックスではなく、1枚ごとの画像として貼り付けられている状態でした。
そのため、
- 文字の直接修正
- 図の位置調整
- フォント変更
といったPowerPoint上での微調整が行えない可能性があります。
社内報告用の資料としては問題ありませんが、クリニック向けの正式な提案資料など、ブランディングが求められる外部提出用スライドとしてそのまま使用するには注意が必要です。
実務評価:NotebookLMスライド生成の活用シーン
今回の検証結果を踏まえると、NotebookLMのスライド生成機能は「完成資料の自動生成ツール」というよりも、以下の用途において実務適応性が高いと考えられます。
- 社内会議用の報告資料の叩き台作成
- 企画書や提案書の構成案(ドラフト)作成
- 新人研修やオンボーディング用の要約資料
特に、AI検索対策のように専門用語が多く、論理構造の整理が必要なテーマにおいては、NotebookLMによるスライド生成が情報の視覚化を強力にサポートすることが確認されました。
なお、NotebookLMで生成されたスライドには、各ページにNotebookLMのロゴが表示されるため、外部提出用の提案資料としてそのまま利用する場合は注意が必要です。
まとめ:NotebookLMアップデート:パワーポイント出力とスライド修正機能の実務適応性を検証
NotebookLMのPowerPoint出力およびスライド修正機能は、現時点では完全な資料作成の自動化には至っていないものの、「スライド構成の設計」や「要約ベースの研修資料作成」といった業務において、十分な実用性を備えていると言えるでしょう。
本検証結果から、NotebookLMのPPTX出力機能は、
- スライド構成の自動設計
- 論理整理の高速化
- 要約ベースの研修資料作成
といった用途において、現時点で最も実務適応性の高いAIツールの一つと位置づけることができます。
資料作成にかかる時間を削減したいとお考えの方は、まずは社内向けの報告資料などで、その効果を検証してみてはいかがでしょうか。
AI活用を“実務レベル”まで引き上げる支援を行っています
私たち株式会社アドメディカルでは、企業向けにAI活用コンサルティングを提供しています。
- 資料作成業務のAI化(NotebookLM活用支援)
- 社内ナレッジのRAG構築支援
- 業務フローに合わせたAI導入設計
- 生成AI活用研修・セミナー
など、単なるツール導入にとどまらない「業務改善につながるAI活用」をサポートします。

株式会社アドメディカル代表。大学卒業後、大手予備校に就職。学生募集に携わる。特にデジタル領域に力を注ぎ、 ホームーページの SEO・MEO対策・LLMO対策、インターネット広告、コンテンツマーケティングを中心に売上拡大。少子化が進む 教育業界で毎年120%売上を伸ばす。独立後は、予備校時代のノウハウと人脈を生かし、富裕層向けの広告プランニング、 SEO・MEO・LLMO・インターネット広告のインハウス(内製)化のサポートを中心に事業展開。一般社団法人AI・IoT普及推進協会マスターコンサルタント。







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