AIで受験指導!NotebookLM Deep Researchで作る「学習計画」の作り方
受験指導の現場では、志望校に合わせた学習計画の作成や試験傾向の分析、生徒・保護者への説明資料づくりなど、膨大な時間がかかります。
特に個別指導塾や小規模教室では、講師が複数生徒を担当するため、「一人ひとりのために専門的な資料を作る時間がない」という悩みは多く聞かれます。
そんな課題を一気に解決してくれるのが、Googleが提供するAIノートツールNotebookLMです。
中でも、複雑なオンライン調査をAIが自動で行い、構造化されたレポートにまとめてくれるDeep Research(ディープリサーチ)機能は、受験指導との相性が抜群です。
この記事では、NotebookLMとDeep Researchを活用し、専門家レベルの志望校別学習計画を“短時間”で作成する方法を詳しく解説します。
対象読者は、
- 塾講師
- 個人塾経営者
- 教育分野でAI活用を進めたい人
です。明日から現場で活用できる実践的な内容になっています。
1. NotebookLMとは?教育現場で使えるGoogleのAIノートツール

NotebookLM(ノートブックLM)は、Googleが開発したAIノートツールで、PDF・Web記事・文章などを「ソース」として読み込み、AIがそれらを理解して分析・要約・比較・レポート生成まで行ってくれます。
教育現場との相性が良い理由は、
- 大学要項PDFや過去問をそのまま読み込める
- 複数資料を横断的に分析できる
- 面談資料や学習計画をAIが生成してくれる
という点にあります。
特に、NotebookLMの強みを支えるのが、次で紹介するDeep Research機能です。
2. Deep Researchとは?AIが複雑なオンライン調査を代行する高度な研究支援機能

Deep Researchは、GoogleのAI技術Geminiを活用し、オンライン上の膨大な情報をAIが自動で調査・分析し、構造化されたレポートとしてまとめてくれる機能です。
2-1. 調査レポートを自動で作成
ユーザーの質問に基づき、Deep ResearchはAIが自動でリサーチプランを作成し、
- Web記事・論文・公式サイトを分析
- 信頼性の高い情報源を抽出
- 重要ポイントを体系化してレポート化
といった工程を数分で実行します。講師が数時間かけて行っていた情報収集が、大幅に短縮されます。
2-2. 出典(ソース)が明確で信頼性が高い
Deep Researchのレポートには、参照したすべての情報源が一覧で表示されます。教育現場で重要な「情報の裏取り」が簡単です。
2-3. 自分のノート(資料)と統合して使える
Deep Researchで集めた情報はNotebookLMのノートブックに保存でき、
- 大学要項PDF
- 講師が作った過去問分析メモ
- 最新のWeb情報
これらをまとめてAIが理解した上で学習計画を作ってくれます。
2-4. バックグラウンドで調査が進む
AIが調査している間もNotebookLMを操作できるため、学習計画の修正や別資料の追加などを同時に進められます。
2-5. 結論:志望校分析を“短時間で専門家レベル”にできる理由
Deep Researchは、
- 試験構造の把握
- 大問別傾向の分析
- 年間学習計画の生成
- 推奨参考書リストの作成
など、予備校講師がやっている分析作業を自動化してくれます。
だからこそ、講師経験が浅くても「専門家レベルの志望校別資料」を作成できるのです。
3. NotebookLM+Deep Researchで志望校別学習計画を作る流れ
NotebookLMを使った志望校分析は非常にシンプルです。
3-1. まずAIに質問する(人間がするのはこれだけ)

NotebookLMに次のように入力します。
早稲田大学商学部に現役で合格するための学習計画と
おすすめの参考書を教えてください。

これだけでDeep Researchが稼働し、調査・分析・レポート作成を開始します。
3-2. AIが出力した内容を“指導資料”として整理する
AIが返してくれた内容を、次のような項目に分けて整理すると、生徒面談用資料としてそのまま使える形になります。
- 試験概要
- 大問別の傾向と対策
- 年間の学習計画
- おすすめの参考書
- 本番の時間配分

インポートした情報をさまざま形式に変換が可能です。

例えば指導計画書を選ぶと

このような形で情報をまとめてくれます。
ただ文章の表現が話言葉ですので、他の生成AIで文章表現を変える必要があります。
NotebookLMで直接整形しても、ChatGPTなど他のAIを併用してもOKです。
4. 実例:早稲田大学商学部の学習計画

以下が実際にNotebookLMで作成した内容です。
4-1. 試験概要(AIが自動収集)
- 試験時間:90分
- 大問構成:会話・長文3題・語法
- 総語数:約3,500語
- 難化傾向のため合格ラインは約7割
- 配点比率によっては英語が最重要科目になる
4-2. 大問別の特徴(AIの分析)
- 大問1:会話文…定型表現の知識+処理速度が鍵
- 大問2:社会・文化系長文…時事テーマが頻出
- 大問3:ビジネス・経済系長文…商学部特有の内容
- 大問4:科学技術系長文…論理構造を追う力が重要
- 大問5:語法・構文…整序問題が高難度で差がつく
4-3. 年間学習計画(3フェーズ)
フェーズ1:基礎固め(春〜初夏)
- 英単語(難関レベル)
- 英文法(網羅系を複数周回)
- 構文把握(SVOCの徹底)
フェーズ2:実力養成(夏〜秋)
- 商学部頻出テーマの語彙・背景知識
- 長文演習でスピード強化
- 整序問題の対策開始
フェーズ3:過去問期(秋〜冬)
- 過去問10年分
- 弱点分析と補強
- 時間配分の徹底
4-4. 本番の時間配分(AI提案)
- 大問1:15分
- 大問2:20分
- 大問3:20分
- 大問4:20分
- 大問5:15分
4-5. AI出力を整理するだけで教材レベルになる
NotebookLMの出力は、そのまま指導計画書として使えるほど構造がしっかりしています。
講師は生徒のレベルに応じて微調整するだけでOKです。
5. NotebookLMの料金とDeep Researchの利用制限

5-1. 無料版(NotebookLM Free)
- 料金:0円
- Deep Research:1日約10回まで
- チャット回数・ソース上限あり
無料で試したい講師には十分ですが、複数生徒に使うとすぐ上限に達します。
5-2. 有料版(Pro / Google One AI Premium)
- 料金:月額 約2,900円
- Deep Researchの回数が大量に増加
- ソース・ノートブック容量も大幅に拡張
- Gemini Advancedが利用可能
実務で本格的に使うならPro一択です。
5-3. 法人向け(Enterprise)
- 料金:要問い合わせ
- 大規模塾・学校向けの管理機能あり
6. NotebookLMは受験指導以外でも活用できる

6-1. 教材・プリント作成の自動化
- 英単語例文集
- 日本史・世界史の流れまとめ
- 数学の要点整理
6-2. 保護者向け資料・学習報告書
- 模試分析
- 学習計画と進捗の可視化
- 保護者会資料の作成
6-3. 情報発信(ブログ・SNS)の下書き生成
入試制度解説や学習法記事の下書きもAIで生成可能。
7. まとめ:NotebookLMは“現代版の予備校講師の頭脳”になる
NotebookLMとDeep Researchを活用すると、
- 志望校分析
- 個別学習計画
- 保護者説明資料
など、受験指導に必要な資料を短時間で作成できます。
特に次の3点が強力なメリットです。
- 専門知識がなくても“プロ並み”の資料が作れる
- 講師の作業時間が劇的に短縮される
- 保護者面談での説得力が大幅に向上する
NotebookLMは、もはや単なるAIではなく、「講師の思考と知識を拡張するツール」です。
まずは無料版から試し、志望校1校分の学習計画を作ってみてください。

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株式会社アドメディカル代表。大学卒業後、大手予備校に就職。学生募集に携わる。特にデジタル領域に力を注ぎ、 ホームーページの SEO・MEO対策・LLMO対策、インターネット広告、コンテンツマーケティングを中心に売上拡大。少子化が進む 教育業界で毎年120%売上を伸ばす。独立後は、予備校時代のノウハウと人脈を生かし、富裕層向けの広告プランニング、 SEO・MEO・LLMO・インターネット広告のインハウス(内製)化のサポートを中心に事業展開。一般社団法人AI・IoT普及推進協会マスターコンサルタント。










