クリニックのNAP情報とは?Googleマップ対策とAI検索に重要な理由

クリニックのNAP情報とは?Googleマップ対策とAI検索に重要な理由

クリニックのNAP情報とは?Googleマップ対策とAI検索に重要な理由

クリニックのWeb集患というと、ホームページのデザイン、SEO対策、Googleマップ対策、口コミ対策などに目が向きがちです。

もちろん、これらはどれも重要です。

しかし、実際にクリニックのWeb集患を支援していると、意外と見落とされている基本があります。

それが、クリニック名・住所・電話番号などの基本情報の統一です。

Web上に掲載されているクリニックの情報が、公式サイト、Googleビジネスプロフィール、医療ポータルサイト、地図サイト、行政・公的機関のページなどで少しずつ異なっているケースは少なくありません。

この基本情報のズレは、Googleマップ対策やローカルSEO、さらには今後重要性が増すAI検索対策にも影響する可能性があります。

今回は、クリニックのWeb集患において重要な「NAP情報」について、実際にあった事例も交えながら解説します。

目次

NAP情報とは?

NAP情報とは、以下の3つの情報を指します。

  • Name:クリニック名
  • Address:住所
  • Phone:電話番号

つまり、クリニック名・住所・電話番号のことです。

たとえば、以下のような情報です。

クリニック名:〇〇内科クリニック
住所:愛知県名古屋市中村区〇〇1丁目2番3号
電話番号:052-000-0000

一見すると、非常に基本的な情報に見えると思います。

しかし、ローカルSEOやGoogleマップ対策では、この基本情報がWeb上で正しく、かつ一貫して掲載されていることが重要です。

なぜクリニックにNAP情報の統一が重要なのか

患者さんがクリニックを探すとき、多くの場合は地域名と診療科を組み合わせて検索します。

たとえば、

「名古屋市 内科」
「中村区 糖尿病内科」
「〇〇市 小児科 土曜診療」
「〇〇駅 皮膚科」
「〇〇市 矯正歯科」

のような検索です。

このような検索では、通常のホームページ検索だけでなく、Googleマップやローカル検索の結果が非常に重要になります。

Googleは、ユーザーに対して「この地域にある、この診療科のクリニック」を正しく表示しようとします。

その際に、公式サイトやGoogleビジネスプロフィールだけでなく、外部サイトに掲載されているクリニック情報も参考にされる可能性があります。

もしWeb上の情報がバラバラだと、検索エンジンやAIが、

「これは同じクリニックの情報なのか」
「どの住所が正しいのか」
「どの電話番号が現在使われているのか」
「正式なクリニック名はどれなのか」

を判断しにくくなる可能性があります。

そのため、NAP情報の統一は、クリニックのWeb集患における土台といえます。

実際に多いNAP情報のズレ

実際にクリニックのWeb情報を確認していると、NAP情報のズレは決して珍しくありません。

特に多いのが、住所表記の違いです。

たとえば、公式サイトでは、

「愛知県名古屋市中村区名駅1丁目2番3号」

と記載されている一方で、別のサイトでは、

「愛知県名古屋市中村区名駅1-2-3」

と記載されているケースがあります。

また、サイトによっては、

「一丁目二番三号」

のように漢数字で記載されていたり、

「1丁目2-3」

のように丁目だけ漢字で、番地は数字になっていたりすることもあります。

さらに、ビル名や階数の表記が入っているサイトと、入っていないサイトが混在しているケースもあります。

たとえば、

「〇〇ビル3階」
「〇〇ビル 3F」
「3階」
「ビル名なし」

といった違いです。

人間が見れば「同じ場所だろう」と判断できる場合でも、検索エンジンやAIにとっては、情報の一貫性が弱く見える可能性があります。

求人サイトや情報系サイトなど貴院の情報が記載されているあらゆるサイトの表記を確認する必要があります。

住所の「数字のみ」と「漢字表記」の違いにも注意

住所表記で特に多いのが、数字表記と漢字表記の混在です。

たとえば、

「1丁目2番3号」
「一丁目二番三号」
「1-2-3」

このような表記の違いです。

もちろん、これらは人間が読めば同じ住所だと分かります。

しかし、ローカルSEOやAI検索対策の観点では、できる限り表記を統一しておく方が望ましいです。

特にクリニックの場合、公式サイト、Googleビジネスプロフィール、医療機関検索サイト、ポータルサイト、地図サイトなど、さまざまな場所に情報が掲載されます。

そのため、一度表記がバラバラになると、どこにどの表記が掲載されているのかを後から確認するだけでも時間がかかります。

実際にあった話:クリニックでNAP情報の重要性をお伝えしたケース

実際に、弊社がお伺いしたクリニックでも、NAP情報についてお話ししたことがあります。

その際に確認したところ、Web上に掲載されている住所表記にいくつかのズレが見られました。

公式サイトでは正式な住所が記載されている一方で、外部サイトでは数字のみの表記になっていたり、別のサイトでは漢字表記が使われていたりするケースがありました。

クリニック側としては、普段から診療や患者対応で忙しく、Web上のすべての掲載情報を細かく確認することは簡単ではありません。

しかし、患者さんはGoogle検索やGoogleマップ、医療ポータルサイトなど、さまざまな経路からクリニック情報に触れます。

そのため、情報のズレがあると、患者さんが迷ってしまう可能性があります。

また、検索エンジンやAIにとっても、正確な情報を判断しにくくなる可能性があります。

厚労省関連サイトなど公的な掲載情報にズレがある場合もある

注意したいのは、情報のズレが民間のポータルサイトだけで起きるわけではないという点です。

医療機関の情報は、行政や公的機関に関連するサイトに掲載されていることもあります。

こうしたサイトに掲載されている情報にズレがある場合、修正の対応に時間がかかることがあります。

たとえば、住所表記や電話番号、診療科目などの情報に軽微な違いがあったとしても、管理画面からすぐに修正できるサイトばかりではありません。

修正依頼の窓口を確認し、申請を行い、反映を待つ必要がある場合もあります。

実際に、厚生労働省に関連するサイトなどに記載のズレがあった場合、すぐに修正されるとは限らず、対応に時間がかかることがあります。

だからこそ、クリニック側で把握できる範囲から、早めに情報の統一状況を確認しておくことが大切です。

Googleマップ対策ではGoogleビジネスプロフィールの情報も重要

NAP情報を考えるうえで、Googleビジネスプロフィールの整備も欠かせません。

Googleビジネスプロフィールとは、Google検索やGoogleマップに表示されるクリニック情報の管理機能です。

ここには、クリニック名、住所、電話番号、診療時間、WebサイトURL、カテゴリ、写真、投稿、口コミなどが掲載されます。

クリニックのローカルSEO対策では、このGoogleビジネスプロフィールの情報が非常に重要です。

特に、以下の項目は確認しておきたいポイントです。

  • クリニック名が公式サイトと一致しているか
  • 住所表記が公式サイトと一致しているか
  • 電話番号が正しいか
  • 診療時間が最新か
  • 診療科目やカテゴリが適切か
  • 概要文が入力されているか
  • 写真が古いままになっていないか
  • 口コミへの返信が行われているか

Googleマップ対策というと、口コミ件数や評価点数ばかりに注目されがちです。

しかし、基本情報が整っていない状態では、十分な対策とはいえません。

医療ポータルサイトや地図サイトの情報も確認したい

クリニック情報は、公式サイトやGoogleマップ以外にも掲載されています。

たとえば、

医療機関検索サイト
地域の医師会サイト
病院検索サイト
地図サイト
口コミサイト
予約サイト
求人サイト
行政関連サイト

などです。

これらのサイトに古い情報が残っているケースもあります。

過去に移転したクリニックでは、旧住所が残っていることがあります。

電話番号を変更した場合、古い番号が掲載されたままになっていることもあります。

また、診療科目の表記が古いままになっているケースもあります。

こうした情報のズレを放置してしまうと、患者さんの混乱につながるだけでなく、検索エンジンやAIが正しい情報を判断しにくくなる可能性があります。

AI検索時代は「Web上の情報の整合性」がさらに重要になる

最近では、Google検索だけでなく、ChatGPTやGoogleのAI検索などを使って医療機関を探す人も増えています。

たとえば、

「名古屋市で土曜日も診療している内科はありますか?」
「中村区で糖尿病の相談ができるクリニックを探しています」
「〇〇駅の近くで女性医師がいる皮膚科はありますか?」

のように、自然な文章で検索・相談するケースです。

AI検索では、ホームページの内容だけでなく、Web上にあるさまざまな情報をもとに回答が生成される可能性があります。

そのため、公式サイトだけを整えておけば十分という時代ではなくなりつつあります。

クリニック名、住所、電話番号、診療科、診療時間、医師情報、FAQ、口コミ、外部サイトの掲載情報などが、Web上で一貫していることが重要になります。

NAP情報の統一は、AI検索対策の入口ともいえます。

クリニックがまず確認すべきNAP情報チェックリスト

まずは、以下の項目を確認してみてください。

  • 公式サイトのクリニック名は正しいか
  • Googleビジネスプロフィールのクリニック名は正しいか
  • 住所表記は公式サイトとGoogleマップで一致しているか
  • 電話番号はすべてのサイトで一致しているか
  • ビル名・階数の表記にズレはないか
  • 「1丁目2番3号」と「1-2-3」が混在していないか
  • 漢数字と算用数字が混在していないか
  • 旧住所や旧電話番号が残っていないか
  • 医療ポータルサイトの情報が古くないか
  • 行政・公的機関関連サイトの情報にズレがないか
  • 求人情報サイトの記載情報のズレがないか
  • 診療時間や休診日が最新になっているか
  • 診療科目の表記が古くないか
  • 公式サイトのフッター情報とアクセスページの情報が一致しているか

このように見ると、NAP情報の確認は単なる住所チェックではありません。

クリニックのWeb上の基本情報全体を整える作業です。

NAP情報を統一するときのポイント

NAP情報を統一する際は、まず「正」とする表記を決めることが重要です。

たとえば、住所表記であれば、公式サイトに掲載する表記を基準にします。

そのうえで、Googleビジネスプロフィール、医療ポータルサイト、地図サイト、各種掲載サイトの情報を確認し、できる範囲で統一していきます。

ポイントは、以下の通りです。

正式なクリニック名を決める
住所表記を統一する
電話番号を統一する
ビル名・階数の表記ルールを決める
診療科目の表記を統一する
WebサイトURLを正しく設定する
古い情報が残っているサイトを確認する
修正依頼が必要なサイトは早めに対応する

特に公的機関や外部ポータルサイトは、修正に時間がかかる場合があります。

そのため、問題が見つかった場合は、後回しにせず、早めに修正依頼を行うことをおすすめします。

NAP情報は地味だが、Web集患の土台になる

NAP情報の統一は、派手な施策ではありません。

すぐに検索順位が大きく変わるような施策ではないかもしれません。

しかし、クリニックのWeb集患においては非常に重要な土台です。

どれだけホームページをきれいに作っても、外部サイトに古い住所や違う電話番号が残っていれば、患者さんは不安になります。

どれだけGoogleマップに投稿をしても、基本情報が不統一であれば、ローカルSEOの評価を最大限に高めることは難しくなります。

どれだけAI検索対策を行っても、Web上の基本情報にズレがあれば、AIに正しく認識されにくくなる可能性があります。

だからこそ、まずはクリニック名・住所・電話番号という基本情報を整えることが重要です。

まとめ:クリニックのNAP情報とは?Googleマップ対策とAI検索に重要な理由

クリニックのWeb集患では、SEO対策やMEO対策、AI検索対策など、さまざまな施策があります。

しかし、その前提として大切なのが、Web上の基本情報を正しく統一することです。

NAP情報とは、クリニック名・住所・電話番号のことです。

公式サイト、Googleビジネスプロフィール、医療ポータルサイト、地図サイト、行政・公的機関関連サイトなどで情報がバラバラになっていると、患者さんの混乱につながる可能性があります。

また、検索エンジンやAIがクリニック情報を正しく認識しにくくなる可能性もあります。

特に住所表記は、

「1丁目2番3号」
「1-2-3」
「一丁目二番三号」
「ビル名あり・なし」
「3階・3F」

のように、細かなズレが生まれやすい部分です。

こうしたズレは小さな問題に見えるかもしれませんが、Web集患の土台としては無視できません。

Googleマップ対策やAI検索対策を始める前に、まずは自院の基本情報がWeb上で正しく統一されているかを確認してみてください。

貴院の情報はAI検索に正しく認識されていますか?

株式会社アドメディカルでは、クリニック向けにSEO・MEO・AI検索対策の支援を行っています。

特に最近では、ChatGPTやGoogleのAI検索でクリニックがどのように認識されているかを確認し、ホームページやGoogleビジネスプロフィールの改善につなげる「AI検索対策・LLMO対策」のご相談が増えています。

クリニック名、住所、電話番号、診療科、医師情報、FAQ、口コミ、外部サイトの掲載情報などが、AIに正しく認識されやすい状態になっているかを確認することは、今後のWeb集患において重要です。

貴院のホームページやGoogleビジネスプロフィールが、AI検索に正しく認識されやすい状態か知りたい方は、お気軽にご相談ください。

まずは無料診断から対応しています。

ATSUSHI SABURI

株式会社アドメディカル代表。大学卒業後、大手予備校に就職。学生募集に携わる。特にデジタル領域に力を注ぎ、 ホームーページ SEO・MEO対策・LLMO対策、インターネット広告、コンテンツマーケティングを中心に売上拡大。少子化が進む 教育業界で毎年120%売上を伸ばす。独立後は、予備校時代のノウハウと人脈を生かし、富裕層向けの広告プランニング、 SEO・MEO・LLMO・インターネット広告のインハウス(内製)化のサポートを中心に事業展開。一般社団法人AI・IoT普及推進協会マスターコンサルタント。

目次