Search Consoleの「クロール済み – インデックス未登録」の原因と対策

Search Consoleの「クロール済み – インデックス未登録」の原因と対策

Google Search Consoleを使ってサイトのパフォーマンスをチェックしていると、「クロール済み – インデックス未登録」というステータスを見かけることがあります。

特に、URLに ?amp=1?noamp=mobile といったパラメータが付いているケースでは、「なぜインデックスされないの?」と不安になる方も多いのではないでしょうか。

この記事では、「クロール済み – インデックス未登録」になる主な原因と対策、そして ?amp=1?noamp=mobile が表示される場合の正しい対応法 をわかりやすく解説します。

目次

クロール済み – インデックス未登録とは?

Googleのクローラー(Googlebot)は定期的にウェブサイトを巡回してページの内容を取得します。

その後、インデックスと呼ばれる「検索データベース」への登録を行います。

「クロール済み – インデックス未登録」というステータスは、Googlebotがページを訪れて内容を確認したものの、検索結果に表示する必要がないと判断された状態です。つまり、

  • ページは見られているが
  • Googleの検索結果には載っていない

ということになります。


よくある原因5つ

1. コンテンツの品質が低い

最も多い原因の一つが、ページの品質がGoogleの基準を満たしていないことです。たとえば、

  • 内容が薄い(テキスト量が極端に少ない)
  • どこにでもある情報で独自性がない
  • 見出し構成や内部リンクの設計がされていない

といったページは、Googleから「検索結果に表示する必要がない」と判断されやすくなります。

2. 重複コンテンツと判断された

同じ内容を複数のURLで公開していませんか?

たとえば、

arduinoコピーする編集するhttps://example.com/page
https://example.com/page?amp=1

このように複数のURLで同じページが存在すると、Googleはどちらか一方だけをインデックス対象に選びます。

canonicalタグで正規のURLを指定していないと、重複扱いでインデックスから外れることがあります。

3. 内部リンクが少ない(孤立ページ)

Googlebotはリンクをたどってサイト内を巡回します。

そのため、他のページからのリンクがまったくないページ(孤立ページ)は評価されにくいです。

「新しく公開したけど、まだ他のページからリンクしていない」というケースでは、インデックスされるまでに時間がかかることがあります。

4. クロール予算の影響

Googleには「クロール予算」という考え方があります。

これは、1つのサイトに対してGooglebotがクロールする頻度やページ数には上限があるということです。

  • 更新頻度が少ない
  • ページ数が多いのにアクセスが少ない
  • サーバーが遅い

といった条件のサイトでは、クロール後すぐにインデックスされないことがあります。

5. AMPなどのパラメータ付きURLの扱い

実はこれが、この記事のメインテーマでもあります。

  • ?amp=1:AMP(Accelerated Mobile Pages)バージョン
  • ?noamp=mobile:AMPを無効にした通常ページ

これらのURLはGoogleが正規URLとして認識しない場合が多く、あえてインデックスしないようにしているのです。


?amp=1 や ?noamp=mobile が出てくる理由

AMPとは?

AMPは、Googleが推奨する高速なモバイルページ表示の技術です。?amp=1 はAMPページを識別するために付与されるパラメータの一つです。

一方、?noamp=mobile はAMPを無効にして、通常のモバイルページを強制的に表示させるための仕組みとして使われることがあります。

Google検索でのAMPについて

Googleのモバイルの検索結果でのAMPに対する優遇措置は終了しましたが、AMPページが評価されなくなったというわけではありません。

なぜインデックスされないのか?

これらのパラメータ付きURLには、通常下記のような設定がされているはずです。

htmlコピーする編集する<link rel="canonical" href="https://example.com/page">

つまり、「このURLの正規版は /page ですよ」とGoogleに伝えているわけです。

Googleはこの情報をもとに、正規URLだけをインデックスし、重複を避けようとしているのです。


正規URLの確認方法

  1. Search Consoleの「URL検査ツール」で ?amp=1 のURLを入力
  2. 結果ページで「カバレッジ」→「正規URL」を確認
  3. https://example.com/page」など正しい正規URLが表示されていれば問題なし!

逆に、正規URLもインデックス未登録の場合は、何らかの問題があると考えるべきです。


未登録を防ぐための対策まとめ

コンテンツの質を高める

  • ページの目的を明確に
  • 見出しやリスト、画像でユーザーの理解をサポート
  • 競合サイトと比較して差別化できているか見直す

内部リンクを強化する

  • 関連記事からリンクを張る
  • サイトマップやカテゴリページに追加
  • 孤立ページを作らない

URL検査ツールで手動リクエスト

  • 重要なページはSearch Consoleで「インデックス登録をリクエスト」ボタンを押す
  • ただし乱用は避ける(1日にリクエストできる数に制限あり)

サイトマップを再送信

  • sitemap.xml を確認し、意図しないパラメータ付きURLが含まれていないかチェック
  • 更新したらSearch Consoleで再送信

AMP運用の見直し

  • AMPの必要性が薄れてきている現在、AMPの停止も選択肢
  • あるいは /amp/ ディレクトリなどで静的に管理し、パラメータ方式をやめるのも効果的

まとめ|Search Consoleの「クロール済み – インデックス未登録」の原因と対策

「クロール済み – インデックス未登録」は、必ずしもエラーではありません。

特に ?amp=1?noamp=mobile のようなパラメータ付きURLが対象の場合、正規URLがインデックスされていれば問題ないケースがほとんどです。

ただし、インデックス未登録のページがサイト全体で多数ある場合は、

  • サイト全体の品質評価が下がっている
  • クロール予算を無駄に使っている

というリスクがあります。

まずはSearch Consoleで状況を分析し、正規URLがきちんとインデックスされているかどうかを確認しましょう。

ATSUSHI SABURI

株式会社アドメディカル代表。大学卒業後、大手予備校に就職。学生募集に携わる。特にデジタル領域に力を注ぎ、 ホームーページ SEO・MEO対策・LLMO対策、インターネット広告、コンテンツマーケティングを中心に売上拡大。少子化が進む 教育業界で毎年120%売上を伸ばす。独立後は、予備校時代のノウハウと人脈を生かし、富裕層向けの広告プランニング、 SEO・MEO・LLMO・インターネット広告のインハウス(内製)化のサポートを中心に事業展開。

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