GoogleOtherとは?SEO対策に影響するのか?Googlebotとのクローラーの違いを解説
2023年にGoogleに、GoogleOtherというクローラーが追加されました。
このGoogleOtherというクローラーはどんなクローラーなのでしょうか?
はたしてSEO対策に影響があるのでしょうか?
Googlebotとのクローラーの違いを見てみましょう。
GoogleOtherとは?
GoogleOtherは、Googleによって2023年5月10日に開催されたGoogle I/O 2023で発表された新しいクローラーです (Google I/O 2024)。
このクローラーは、Googlebotとは異なる特定の目的で使用され、特にデータ収集や新しい技術のテストに焦点を当てています。
特定のデータ収集目的のクローラー:特定のプロジェクトやデータ収集のために設計されたクローラー
新しい技術のテストクローラー:新しいクローラー技術やアルゴリズムをテストするためのクローラー
GoogleOtherは、主にGooglebotのような定期的なウェブインデックス更新ではなく、特定の用途やプロジェクトのために使用されます。
Googlebotとは?
Googlebotは、Googleのメインクローラーで、ウェブページをインデックスに追加するために使用されます。
Googlebotは定期的にウェブサイトを訪問し、コンテンツを収集して検索インデックスを更新します。
これにより、検索結果に最新かつ関連性の高い情報が表示されるようになります。
ウェブページのクロール
- Googlebotは、ウェブページを定期的にクロールして、更新されたコンテンツや新しいページを発見します。
- クロール頻度や範囲は、サイトの更新頻度や重要度によって異なります。
インデックス化
- クロールしたページの内容を解析し、インデックスに追加します。
- インデックスされたページは、Googleの検索結果に表示される可能性があります。
ランキング
- インデックスされたページは、Googleのアルゴリズムによって評価され、検索結果の順位が決定されます。
- ページの関連性や品質、ユーザー体験などが評価基準となります。
クローラの違いをまとめると下記のようになります。
Googlebot:メインクローラー、定期的にウェブサイトを訪問してインデックスを更新 GoogleOther:特定のデータ収集や新しい技術のテストのために使用されるクローラー
インデックスとは、検索エンジンがウェブページの内容を理解し、迅速に検索結果として表示するために使用するデータベースのことを指します。検索エンジンは、ウェブ全体をクロールして収集した情報をインデックスに追加し、ユーザーの検索クエリに対して最適な結果を提供するためにこのインデックスを活用します。
GoogleOtherとSEO対策の関連性は?
GoogleOtherのクローラーは、特定のプロジェクトやデータ収集、技術テストのために使用されるものであり、通常のインデックス更新やランキングには関与しません。
そのため、ホームページやブログを更新した場合でも、GoogleOtherがその更新内容をクロールするかどうかは、特定の状況やプロジェクトに依存します。
GoogleOtherのクロールリング
一般的に、GoogleOtherは以下のような場合にクロールリングを行います。
- 特定のデータ収集:特定の情報を収集するために設計された場合。
- 技術テスト:新しいクロール技術やアルゴリズムをテストするために使用される場合。
ホームページの通常の更新(コンテンツの追加や修正)については、主にGooglebotがクロールリングを担当します。
GoogleOtherは、SEO対策としての直接的なクロールリングを行うことは少ないです。
GoogleOtherのブロックの必要性
GoogleOtherのクローラーをブロックする必要があるかどうかは、以下の点を考慮する必要があります。
- プライバシーやセキュリティの懸念:特定のデータ収集に対してプライバシーやセキュリティの懸念がある場合。
- サーバー負荷の管理:クロールリングがサーバーに過度の負荷をかける場合。
しかし、多くの場合、GoogleOtherをブロックする必要はありません。
これは、GoogleOtherが通常のSEOやインデックス更新には影響を与えないためです。
ただ、必要に応じて、robots.txtファイルを使用して特定のクローラーを制限することができます。
robots.txtでのブロック方法
特定のクローラーをブロックするには、以下のようにrobots.txtファイルを設定します。
User-agent: GoogleOther
Disallow: /
これにより、GoogleOtherがサイトのすべてのページをクロールすることを禁止できます。
ただし、ブロックする前に、実際の影響を慎重に検討することが重要です。
まとめ
GoogleOtherは通常のホームページ更新には直接関与しない
主に特定のデータ収集や技術テストに使用されます。
ブロックの必要性は状況次第
プライバシーやサーバー負荷の問題がない限り、ブロックする必要はありません。
必要に応じて、robots.txtファイルを使用してGoogleOtherをブロックすることが可能です。
株式会社アドメディカル代表。大学卒業後、大手予備校に就職。学生募集に携わる。特にデジタル領域に力を注ぎ、 ホームーページの SEO・MEO対策、インターネット広告、コンテンツマーケティングを中心に売上拡大。少子化が進む 教育業界で毎年120%売上を伸ばす。独立後は、予備校時代のノウハウと人脈を生かし、富裕層向けの広告プランニング、 SEO・MEO・インターネット広告のインハウス(内製)化のサポートを中心に事業展開。