GA4(Google Analytics 4)を自分で設定しよう！

October 11, 2023November 24, 2023

GA4(Google Analytics 4)自分で設定しよう！

GA4（Google Analytics 4）は、Googleによって提供されるウェブアナリティクスツールの新しいバージョンで、ウェブサイトやモバイルアプリのトラフィックとユーザー行動を追跡し、データを収集、分析するためのプラットフォームです。GA4は、Google Analyticsの前のバージョンであるUniversal Analytics（UA）やGA3（Google Analytics 3）に代わるものとして開発されました。手順通りに進めれば自分で設定できます。

GA4(Google Analytics 4)の主な特徴

イベント中心のデータモデル: GA4は、従来のページビュー中心のモデルから、イベント中心のデータモデルに移行しています。これにより、ユーザーのさまざまなアクションや相互作用を追跡し、詳細な情報を収集できます。
ユーザー中心のアプローチ: GA4はユーザーの行動をクロスデバイスで追跡し、ユーザーがどのデバイスでアクセスしても一貫したユーザープロファイルを提供します。これにより、ユーザーエンゲージメントの理解が向上し、広告ターゲティングが改善されます。
予測分析: GA4は、機械学習と人工知能を活用して、将来のトレンドやユーザー行動の予測を提供します。これにより、ビジネス戦略の決定に役立つデータを提供します。
プライバシーに配慮したデータ収集: GA4はプライバシーに配慮したデータ収集を重視し、ユーザーのプライバシーに対する配慮を反映しています。これには、サードパーティクッキーの制限、データ削除機能の強化などが含まれます。
イベントのカスタマイズ: GA4では、イベントとパラメータをカスタマイズし、特定のビジネスゴールに合わせて追加情報を収集できます。これにより、ユーザーアクションを詳細にトラッキングできます。
ユーザーコホート: ユーザーコホートは、共通の特性を持つユーザーグループを作成し、これらのグループに関するデータを分析するための機能です。

GA4は、ウェブサイトやアプリのパフォーマンスを追跡し、マーケティング戦略やビジネス意思決定を向上させるための貴重なツールです。

GA4(Google Analytics 4)の設定手順

Google Analytics 4 (GA4)は、ウェブサイトやモバイルアプリのトラフィックとユーザー行動を追跡し、データを分析するための強力なツールです。GA4を設定するには、以下の手順に従うことが一般的です。

Googleアカウントの作成またはログイン: GA4を使用するためには、Googleアカウントが必要です。既存のアカウントを使用するか、新しいGoogleアカウントを作成してください。
GA4プロパティの作成: GA4を設定するには、新しいプロパティを作成する必要があります。以下の手順で新しいプロパティを作成します。
- Google Analyticsのウェブサイトにアクセス（https://analytics.google.com/）。
- 新しいプロパティを作成するための「管理」セクションに移動します。
- 「アカウント」を選択し、新しいプロパティを作成します。適切な情報を提供し、設定をカスタマイズします。
プロパティトラッキングコードの取得: プロパティを作成したら、トラッキングコードを取得する必要があります。コードはウェブサイトのヘッダーやフッターに追加して、データの収集を開始します。
ウェブサイトにトラッキングコードを追加: GA4のトラッキングコードをウェブサイトに追加します。これにより、ウェブサイトの訪問者のデータがGA4に送信されます。トラッキングコードの追加方法は、ウェブサイトのプラットフォームに依存します。通常、Google Tag Managerなどのツールを使用するか、手動でコードを追加します。
イベントの設定: GA4を効果的に使用するには、イベントを設定して特定のユーザーアクションをトラッキングする必要があります。イベントの設定には、ページビュー、ボタンクリック、フォーム送信などが含まれます。
カスタムイベントの追加 (オプション): 必要に応じて、カスタムイベントを追加して特定のアクションをトラッキングできます。
データの確認: GA4が正しく機能していることを確認するために、ウェブサイトを訪れ、トラッキングデータが収集されていることを確認します。
レポートの作成: GA4ダッシュボードでレポートを作成し、データを分析します。必要に応じて、カスタムダッシュボードやアラートを設定します。

GA4のセットアップはウェブサイトの種類やニーズに応じて異なることがありますが、上記の一般的な手順に従うことで、基本的なGA4の設定を行うことができます。また、Google Analyticsの公式ドキュメンテーションやウェブリソースを参照して、詳細な情報やベストプラクティスを確認することをおすすめします。

トラッキングコードを取得、設定あたりから脱落する人が多くなりますが、下記の手順で進めれば大丈夫です。

プロパティトラッキングコードの取得から設定までの手順

Google Analytics 4（GA4）のプロパティトラッキングコードを取得する手順は以下の通りです。

Google Analyticsにログイン: GoogleアカウントでGoogle Analyticsにログインします。GA4のプロパティを設定するためには、Google Analyticsにアクセスする必要があります。
プロパティを選択または作成:
- 既存のプロパティがある場合：Google Analyticsのダッシュボードに移動し、設定したいプロパティ（ウェブサイトまたはアプリ）を選択します。
- 新しいプロパティを作成する場合：「プロパティを作成」オプションを選択し、必要な情報を入力します。
データストリームの設定:
- プロパティを選択または作成すると、データストリームの設定画面に移動します。データストリームはウェブサイトまたはモバイルアプリの特定のデータストリームを識別します。
トラッキングコードの取得:
- データストリームの設定画面で、GA4のトラッキングコードを取得できます。トラッキングコードは通常、次のような形式のものです：G-XXXXXXXXXX（Xは一意の数字および文字列）。
トラッキングコードの設置:
- GA4のトラッキングコードをウェブサイトのソースコードに追加するか、モバイルアプリ内に組み込みます。これにより、GA4がウェブサイトやアプリのデータをトラッキングできるようになります。

ウェブサイトへのトラッキングコードの設置に関しては、以下の手順が必要です。

ウェブサイトのソースコードを開きます。
<head>セクション内のトラッキングコードを追加するためのスクリプトを配置します。通常、トラッキングコードは<head>の直前に挿入されます。
トラッキングコードを設置したら、ウェブサイトの各ページでGA4がデータを収集するようになります。

トラッキングコードの正しい設置が完了すると、Google Analytics 4はウェブサイトのデータを収集し、ダッシュボードで分析できるようになります。データの収集と分析を開始する前に、トラッキングコードの設置が正しく行われていることを確認してください。

ウェブ担当者がよく言うイベントとは

ウェブサイトやモバイルアプリのトラッキングにおいて、ユーザーの特定のアクションや相互作用のことをイベントと言います。これには、ページビュー、ボタンクリック、フォーム送信、ダウンロード、購入、ビデオ再生などが含まれます。ウェブアナリティクスツールを使用して、これらのイベントを追跡し、ユーザーの行動データを収集し分析します。

イベントの設定手順

Google Analytics 4（GA4）でイベントを設定する手順は、ウェブサイトやアプリ内で特定のユーザーアクションや相互作用をトラッキングする方法を指定するプロセスです。以下は、GA4でイベントを設定する基本的な手順です。

Google Analytics 4のプロパティにログイン: Google Analytics 4のダッシュボードにアクセスし、対象のプロパティを選択します。
イベントのセットアップ:
- プロパティを選択したら、左側のナビゲーションメニューから「イベント」セクションを選択します。
新しいイベントを作成:
- イベントを設定する前に、必要なイベントを作成します。
- 「新しいイベント」ボタンをクリックして、イベントの詳細を設定します。
- イベントには次の情報を設定できます：
  - イベント名: トラッキングするイベントの名前。
  - イベントカテゴリ: イベントを分類するためのカテゴリ。例: ボタンクリック、フォーム送信。
  - イベントアクション: イベントが何を示すか、具体的なアクションを定義します。例: ボタンのクリック、フォームの送信。
  - イベントラベル: イベントの詳細情報を提供するためのオプション。
トリガーの設定:
- イベントがトリガーされる条件を設定します。これは通常、ウェブサイトやアプリ内のユーザーアクションに関連します。
- トリガーの設定は、GA4のタグマネージャで行うこともできます。
イベントの設定の確認:
- 設定したイベントの詳細を確認し、必要に応じて変更を加えます。
イベントの実装:
- イベントの実装方法は、ウェブサイトやアプリのプラットフォームに依存します。
- イベントがウェブサイト上で発生する場合、GA4のトラッキングコードを使用してトラッキングコードが配置されているウェブページにイベントトラッキングコードを追加します。
- イベントがモバイルアプリ内で発生する場合、GA4 SDKを使用してイベントをトラッキングします。
データの確認:
- イベントの設定が正しく行われたことを確認するため、ウェブサイトまたはアプリ上でイベントがトラッキングされているかを確認します。