病院のホームページを作ったが、アクセス数がひどい結果になぜ?
せっかく新しく病院のホームページを作ったのみ、アクセス数がひどい結果に。原因はどこにあるのでしょうか?
今や多くの人がスマホで何でも検索する時代、病院がホームページを持つことの意義は、患者に対して情報を提供し、医療サービスや専門知識を伝える場を提供することです。また、オンラインで予約や診療時間の確認ができることで、患者の利便性を高め、医療機関とのコミュニケーションをスムーズにすることです。
患者さんの利便性が高いホームページでないと、せっかく綺麗に作ったホームページでも離脱してしまいます。
患者にとって利便性が高いホームページとは
患者が利便性が高いと感じるホームページは
情報の充実
医療サービスや診療科目、医師のプロフィールなど、詳細でわかりやすい情報が提供されていること。
診療時間の明確化
診療時間や休診日などが明確に記載されており、患者が診察を受けるタイミングを把握しやすいこと。
コンタクト情報の簡単な入手
電話番号やメールアドレスなど、緊急時にすぐに連絡が取れる情報が明記されていること。
オンライン予約システム
患者が自分の都合に合わせてオンラインで予約を行えるシステムがあること。
※オンライン予約は診療科によります。産婦人科や皮膚科、心療内科などはオンライン予約システムがあると便利ですね。内科でも、ワクチンの接種の予約などはオンライン予約が便利と感じるでしょう。
患者が不便と感じるホームページは
情報の不足や分かりにくさ
医療サービスや診療科目、医師の情報が不十分で、患者が求める情報を得られない場合。
読みにくいデザインやレイアウト
文章が長すぎたり、文字が小さい、色の組み合わせが読みにくいなど、読み手にストレスを与える要素がある場合。
遅い読み込み速度
ページが遅く読み込まれるため、待ち時間が長く、患者が不快な思いをする場合。
モバイル対応の不備
スマートフォンやタブレットなどモバイル端末での閲覧が困難である場合。
セキュリティへの不安
個人情報の入力が必要なページで、セキュリティ対策が不十分な場合。
自院のホームページをGoogleから開き、URL横にこの表記が出ている場合は、SSL証明書の導入するようにしましょう。
SSL証明書とは
SSL(Secure Sockets Layer)証明書は、ウェブサーバーとブラウザ間の通信を安全にするためのデジタル証明書です。この証明書が発行されると、ホームページのドメインがhttpからhttpsへと変わり、ユーザーのプライバシーとセキュリティが保護され、信頼性の高いホームページへ変わります。
HTTP(HyperText Transfer Protocol)とHTTPS(HyperText Transfer Protocol Secure)の主な違いは以下の通りです。
セキュリティの違い
- HTTP: データの送受信が暗号化されず、平文で行われます。そのため、通信内容が盗聴される可能性があります。
- HTTPS: データの送受信がSSL(Secure Sockets Layer)やTLS(Transport Layer Security)によって暗号化されます。これにより、第三者によるデータの盗聴や改ざんを防ぎます。
通信の安全性
- HTTP: データが平文で送信されるため、セキュリティが低く、重要な情報(パスワードやクレジットカード番号など)を送信する際には適していません。
- HTTPS: 暗号化によりデータの安全性が確保されるため、ユーザーが個人情報を含むデータを安全に送信できます。
識別と信頼性
- HTTP: 認証やデータの改ざん防止機能がないため、第三者が簡単に改ざんしたり、なりすまし攻撃を行う可能性があります。
- HTTPS: SSL/TLS証明書によって、ウェブサーバーの身元を確認し、通信相手が信頼できると確認できます。
ホームページが納品されたままになっている
ホームページが納品されてままになっていると、下記のような問題があります。特にページタイトルは確認するようにしましょう。
ページタイトルが納品されたままで更新されていない場合、以下のような問題点が生じる可能性があります。
情報の不正確さ
ページタイトルが古いままだと、訪問者が検索エンジン結果やブラウザのタブで表示されるタイトルが最新の内容と一致しないことがあります。これにより、訪問者が適切な情報を見つけるのに支障をきたすことがあります。
SEO(検索エンジン最適化)の効果の低下
ページタイトルは検索エンジンにおいて非常に重要な要素です。最新のキーワードや内容に基づいたタイトルでない場合、検索エンジンでのランキングが低下する可能性があります。
ブランドイメージの低下
ページタイトルは企業やブランドのイメージを反映する重要な要素です。古いタイトルが残っていると、訪問者にとってブランドの信頼性や信用度が低く映る可能性があります。
ユーザーエクスペリエンスの悪化
ページタイトルが古いままだと、訪問者がコンテンツを探しにくくなります。特に同じサイト内で複数のページを見比べる際に、混乱を招く原因となります。
検索エンジンでの検索結果が表示される一般的な流れ
クローリング(巡回): 検索エンジンのクローラー(またはスパイダー)がインターネットを巡回し、ウェブページの情報を収集します。クローラーはリンクをたどりながらウェブページを発見し、その内容をインデックス化します。
インデックス化: クローラーが収集した情報は、検索エンジンのデータベースにインデックス化されます。これにより、ユーザーが特定のキーワードで検索するときに、関連するウェブページが素早く検索されるようになります。
ランキング: ユーザーが検索クエリを入力すると、検索エンジンはそのクエリに最も関連性の高いウェブページをランキングします。ランキングはさまざまな要因に基づいて決定されますが、主な要素にはページの内容、キーワードの使用頻度、ページの信頼性、リンクの質などがあります。
検索結果ページの表示: ユーザーが検索を実行すると、検索エンジンはランキングされた結果を含む検索結果ページ(SERP)を表示します。このページには、タイトル、メタディスクリプション、URLなどの情報が表示され、ユーザーが選択したリンクをクリックして該当するウェブページにアクセスすることができます。
この4つの流れを一瞬で検索エンジンのコンピューターが処理します。
ユーザーは下記のような画面、ブラウザを通してホームページを見ますが、
検索エンジンのコンピュータは下記のような情報を基に、検索エンジンの結果に反映します。
この画面は、ホームページ上で右クリックし、「ページのソースを表示」をクリックすると確認できます。
確認してほしい箇所は、
<title> 〇〇〇〇</title>に囲まれた文字です。
検索エンジンは、ここの文字でどういったホームページかを判断します。上記画像ですと、このホームページは、TOPページというホームページになります。ユーザーがTOPページという表現で検索しない限り目にすることはありません。優しような先生が登場してる病院のホームページにたどり着くのは至難です。
ホームページを制作するエンジニアは、HTMLといった特殊な言語を使ってホームページを制作します。その為制作過程でどのページを作成したのかを情報を整理するために、タイトルタグにTOPページのような文字を入れる場合があります。
このようにタイトルに「森田クリニック」と記載があれば、検索エンジンから森田クリニックのホームページだと認識して、検索結果に表示してくれるようにしてくれます。
TOPページのタイトルのつけ方
病院名の明示
タイトルの最初には、病院の正式名称を明確に記載します。これにより、訪問者が正しい病院のウェブサイトにアクセスしていることが明確になります。
専門性や提供するサービスの強調
病院が提供する主要な専門性や特定の診療サービスをタイトルに含めることが重要です。例えば、「ABC病院 – 専門性と優れた患者ケア」のように、病院の強みをアピールする形で設定します。
地域や場所の明記
病院が特定の地域に位置する場合は、その地域名や位置情報をタイトルに含めることで、地域住民や患者に対するアプローチが強化されます。「XYZ病院 – 東京都心で信頼される医療サービス」などのように具体的に示すことが有効です。
信頼性や安全性の強調
病院の信頼性や安全性を示す言葉を適切に取り入れることで、訪問者の信頼を得ることができます。「DEF病院 – 安心して受けられる先進医療」といった形で表現します。
ユーザーの検索意図に応じた設定
ユーザーが検索するであろうキーワードやニーズに合わせてタイトルを設定します。患者が探している情報やサービスに関連するキーワードをタイトルに反映させることで、SEO的な効果も期待できます。
特にユーザーの検索意図に応じたタイトル設定は重要です。病院名を直接検索するユーザーさんもいますが、〇〇駅×内科、〇〇区×整形外科、〇〇町×皮膚科など複数のワードを組み合わせで検索するユーザーさんもいます。病院名だけでなく、診療科や地域名は最低限タイトルに含むと良いでしょう。
検索結果は競争
検索結果は競争です。同じ地域に複数病院があればあるだけホームページも存在します。地域の病院がお互い切磋琢磨するように、ホームページも上位表示を狙って競争を勝ち抜く必要があります。
検索結果の上位に表示されることは、ウェブサイトやビジネスにとって非常に価値があります。なぜなら、多くのユーザーが検索結果の上位に表示されるサイトをクリックしやすく、その結果としてトラフィックが増加し、さらには顧客やクライアントの獲得につながるからです。
SEO対策
SEO(Search Engine Optimization)は、ウェブサイトやウェブページを検索エンジンの検索結果で上位に表示させるための施策やプロセスです。
具体的には、以下のような活動や最適化が含まれます。
キーワードの選定と最適化: ユーザーが検索するであろうキーワードやフレーズを分析し、それらをウェブページのコンテンツやメタデータ(タイトルタグ、メタディスクリプション)に適切に組み込むことで、検索エンジンに対してページのテーマや内容を理解させます。
コンテンツの質と有用性: 検索エンジンは、ユーザーが有益な情報を得られるページを好みます。そのため、高品質で有用なコンテンツを提供することが重要です。正確で明確な情報、解決策、または興味を引く情報を提供することで、検索エンジンでの評価が高まります。
リンクの戦略: 内部リンクや外部リンク(バックリンク)の適切な管理と活用が重要です。内部リンクは関連するページ同士を結びつけ、外部リンクは他の信頼性の高いサイトからのリンクを獲得することで、サイトの権威性や信頼性を高めます。
テクニカルSEO: ウェブサイトの技術的な側面(ページの読み込み速度、モバイルフレンドリー性、SSL証明書の使用など)を最適化することで、検索エンジンがウェブサイトを正しくクロールし、評価することが容易になります。
ユーザーエクスペリエンスの向上: 訪問者がウェブサイト上でスムーズにナビゲートできるようにすることも重要です。直感的なナビゲーション、読みやすいレイアウト、モバイルデバイスでの使いやすさなどが、検索エンジンの評価に影響します。
SEOは、ユーザーが検索エンジンで特定のキーワードやフレーズを入力した際に、その検索結果の上位に表示されることを目指しています。良質なコンテンツを提供し、テクニカルな側面も含めた最適化を行うことで、オーガニック(自然な)検索結果でのウェブサイトの可視性とトラフィックを増加させるにつながります。
株式会社アドメディカル代表。大学卒業後、大手予備校に就職。学生募集に携わる。特にデジタル領域に力を注ぎ、 ホームーページの SEO・MEO対策、インターネット広告、コンテンツマーケティングを中心に売上拡大。少子化が進む 教育業界で毎年120%売上を伸ばす。独立後は、予備校時代のノウハウと人脈を生かし、富裕層向けの広告プランニング、 SEO・MEO・インターネット広告のインハウス(内製)化のサポートを中心に事業展開。