学習塾のローカルSEO対策｜検索ワード「近くの学習塾」「近くの塾」が多い理由
学習塾の検索ワードを調べると、月間で一番多い検索ワードは「個別指導塾」が一番です。その中で気になるのが、「近くの学習塾」「近くの塾」という検索ワードです。この検索ワードは2022年6月の段階で月間約9,000件ほどの検索数でしたが、2023年6月の段階で月間22,000件の検索数に伸びております。もちろん入塾の時期や季節講習時期によって多少の増減はございますが、一年で10,000件以上の検索数が伸びております。これは以前より学習塾の広告（新聞折り込みなど）の広告が減少した、まとめ（アフィリエイト）サイトのSEO上位表記により自塾サイトのSEOの検索順位が下がった、ということも要因だと考えられますが、一番の理由は、位置情報を使った検索が主流になりつつあると考えれます。よって位置情報を使った検索対策が学習塾の集客には重要と言えます。
位置情報を使った検索とは（ユーザー目線）
位置情報を使った検索は、特定の地理的な位置に関連する情報を取得するために行われます。位置情報は、GPSデバイス、スマートフォン、ウェブブラウザ、アプリケーションなどから取得できます。以下に、位置情報を使った検索の一般的な方法と具体的な例を示します。
- 地図アプリでの場所検索
- スマートフォンの地図アプリ（Google マップ、Apple マップなど）を使用して、特定の場所や施設を検索することができます。アプリはGPS情報を利用して、現在の位置から目的地までの経路を表示します。
- 周辺の場所の検索
- GPS情報を活用して、現在の位置から近くのレストラン、ホテル、ガソリンスタンド、観光スポットなどを検索することができます。これらの検索は、地図アプリや特定のロケーションベースのアプリを使用して行います。
- 地域固有の情報の取得
- 特定の地域や場所に関連する情報を取得する場合、ウェブサイトやアプリにおける位置情報検索機能を使用できます。例えば、特定の都市の天気予報、イベント情報、観光スポットの詳細情報などを取得することができます。
- ソーシャルメディアの位置情報タグ付け
- ソーシャルメディアプラットフォームでは、写真や投稿に位置情報をタグ付けすることができます。これにより、特定の場所で撮影されたコンテンツを検索したり、他のユーザーが特定の場所で共有した情報を見ることができます。
- オンラインショッピングでの店舗検索
- オンラインショッピングアプリやウェブサイトでは、現在の位置から最寄りの店舗や取扱店を検索することができます。これは特に、実店舗での商品の購入やサービスの利用を検討している場合に便利です。
位置情報を使用した検索は、ユーザーにとって便利な情報の取得方法であり、多くのアプリケーションやサービスで利用されています。
位置情報を使った検索ワードの対策
位置情報使った検索対策の一つにGoogleマップの対策が挙げられます。Googleで何らかの検索ワードで検索すると、スポンサー枠（リスティング広告）の次に地図が表記されます。この地図表記の対策は可能です。この対策をMEO対策またはローカルSEO対策を言います。
主なMEO対策とは
MEO対策「Map Engine Optimization」とは、地図エンジン最適化の略語で、オンライン地図サービスやローカル検索エンジンでの表示やランキングを向上させるための戦略と手法を指します。MEOは、特に地元の事業者や小売業者にとって重要であり、顧客がローカル検索結果で事業を見つけやすくするのに役立ちます。
以下に、Map Engine Optimization（MEO）の主要な対策と戦略をいくつか紹介します。
- 地元のビジネスリスティングの最適化
- Google マイビジネスや他の地元のビジネスリスティングプラットフォームに詳細なビジネス情報（住所、営業時間、電話番号など）を提供し、正確かつ一貫性のある情報を維持します。これにより、検索エンジンや地図アプリに正確に表示されやすくなります。
- キーワードの最適化
- 地域に特化したキーワードを選定し、ウェブサイトやビジネスリスティングに組み込みます。ローカルなキーワードを使用することで、地元の検索結果でのランキングを向上させることができます。
- レビューと評価の管理
- ビジネスの評判を向上させるために、顧客からのポジティブなレビューを獲得しましょう。また、ネガティブなレビューに対処し、問題を解決することも重要です。
- 地元のバックリンクの構築
- 地元のウェブサイトやディレクトリからのバックリンクを獲得し、地域での信頼性と権威性を高めます。地元のバックリンクは、地図エンジンでのランキングに影響を与えることがあります。
- モバイルフレンドリーなウェブサイト
- ウェブサイトがモバイルフレンドリーであることを確保し、スマートフォンからのアクセスに最適化します。地図アプリを使用する多くのユーザーがモバイルデバイスを利用しているため、モバイルフレンドリーなウェブサイトは重要です。
- 地図アプリの最適化
- Google マップや他の地図アプリ向けの情報を最適化し、正確な位置情報を提供します。特に営業時間や連絡先情報を更新し、ユーザーが正確な情報を取得できるようにします。
地図エンジン最適化は、特に地元の事業者やサービスプロバイダーにとって、地域での顧客を引き付けるために重要な戦略です。正確な情報、地元のキーワード、評判管理、モバイル対応など、多くの要素が組み合わさって地図エンジンでの表示を向上させます。
MEO対策は自分でやるには
MEO対策を自分でやるにはGoogleビジネスプロフィールの最適化が近道です。このGoogleビジネスプロフィールは無料で利用できるツールにも関わらず登録されていない学習塾のオーナーさんが多く見受けられます。ちなみに、Googleの地図情報には、Googleビジネスプロフィールの登録をしなくともGoogleの会社の人が勝手に情報を見つけ、勝手に地図上に学習塾の情報を掲載してくれます。ただし、地図情報もホームページと同じで検索順位があります。この地図情報の検索順位が上がると、より多くのユーザーの目に留まりやすくなります。そのための対策が必要です。
Googleビジネスプロフィールの登録方法
Google ビジネスプロフィールを登録する手順を簡単に説明します。Googleビジネスプロフィールは無料のツールです。
- Google アカウントの作成またはログイン
- Google ビジネスプロフィールを登録するには、Google アカウントが必要です。既存のアカウントを持っている場合、それを使用してログインします。アカウントを持っていない場合は、新しい Google アカウントを作成します。
- Google ビジネスプロフィールにアクセス
- ウェブブラウザで Google ビジネスプロフィールのホームページにアクセスします。
- ビジネス情報の入力
- “ビジネスを始める” ボタンをクリックします。
- ビジネスの名前を入力します。正確な名前を使用してください。
- 業種を選択します。選択肢から最適な業種を選んでください。
- 事業所の場所を追加します。これには住所、都市、郵便番号、国を含めます。
- 事業所の場所の確認
- 検索結果にビジネスの場所が表示されるか確認します。表示される場合は、選択します。表示されない場合は、”この場所は一覧に表示されません” をクリックし、情報を入力します。
- 連絡先情報の入力
- ビジネスの電話番号とウェブサイトの URL を入力します。これにより、顧客がビジネスに簡単にアクセスできます。
- サービスの提供エリアの設定 (オプション)
- もしビジネスが特定の地域にサービスを提供している場合、提供エリアを指定できます。
- ビジネスプロフィールの確認
- 入力した情報が正しいかどうか確認し、問題がなければ “送信” ボタンをクリックします。
- ビジネスプロフィールの管理
- 登録が完了すると、ビジネスプロフィールのダッシュボードにアクセスできます。ここでビジネス情報を編集、更新、レビューを管理できます。
Google ビジネスプロフィールを登録すると、ビジネスが Google マップや検索結果に表示され、顧客が情報を見つけやすくなります。情報の正確性と更新が重要ですので、定期的にプロフィール情報を確認して更新しましょう。
MEO対策 Googleマップの検索上位の施策
Google マップの上位表示には、ローカルビジネスのオンラインプレゼンスを最適化し、検索エンジン最適化（ローカルSEO）の戦略を実施することが重要です。以下は、Google マップでの上位表示を向上させるためのコツです。
- Google ビジネスプロフィールの最適化
- 正確で一貫性のあるビジネス情報を提供し、カテゴリ、営業時間、電話番号、住所などを正確に入力します。
- 魅力的なビジュアルコンテンツ（写真やビデオ）を追加し、ビジネスの魅力を強調します。
- ビジネスの特典やサービスのハイライト、アップデートを定期的に投稿し、ユーザーエンゲージメントを高めます。
- ローカルキーワードの使用
- 地域固有のキーワードを含むコンテンツを作成し、ビジネスのローカル性を強調します。たとえば、「〇〇〇市 学習塾」「〇〇市 高校受験塾」などです。
- レビューと評価の管理
- 顧客からのポジティブなレビューを獲得し、評判を向上させます。顧客にレビューを投稿するよう促すことも重要です。
- ネガティブなレビューにも対応し、問題を解決し、フィードバックに対する迅速な対応を行います。
- ビジネス情報の一貫性
- ウェブ上のすべてのリスティング（Google マップ、その他サイト など）で一貫性のあるビジネス情報を維持します。例えば、住所の情報をすべて統一した表記にすることが必要です。
Google マップの上位表示は競争が激しい場所でもありますが、上記のコツを実行することで、ローカルビジネスの可視性を向上させることができます。また、地域の競争状況に応じて戦略を調整し、定期的な更新とモニタリングを行うことが重要です。
まずはGoogleビジネスプロフィールを登録から始めてください。最初は戸惑うかもしれませんが、やっていくうちに慣れていきます。それでもわからない場合は専門業者に代行管理をしてもらうのも方法です。
株式会社アドメディカルは代行管理を行いつつ、最終的には自社で運営できるよう内製化（インハウス化）のサポートをしております。
