「社長の専門学校」M&Aセルサイトアドバイザー協会所属 

医師向けの広告方法にFacebookは活用できるのか?

医師向けの広告方法にFacebookは活用できるのか?

医師向けの広告方法にFacebookは活用できるのか?


「医師向けの広告は、医療関連のサービスや製品を提供する企業や団体にとって、重要なマーケティング手段です。医師は専門性の高い知識や情報を持ち、医療業界において大きな影響力を持っています。そのため、医師向けの広告戦略は、ターゲットオーディエンスのニーズに合わせた独特のアプローチが求められます。さまざまな手法が存在し、本記事では医師向けの広告方法でFacebookについて解説します。

目次

Facebookとは

ご存じの通り、Facebookとは、2004年にマーク・ザッカーバーグによって創設された世界最大のソーシャルメディアプラットフォームの一つです。個人がプロフィールを作成し、友人や家族とコミュニケーションを取りながら、写真や動画を共有したり、ニュースや興味のあるコンテンツを見たりすることができます。

Facebookではユーザーが「友達」としてつながり、テキスト、画像、動画、リンクなど様々な形式の投稿を共有できます。また、ページやグループを作成して特定の興味や目的に基づいたコミュニティを形成することも可能です。

企業や組織もFacebookを活用し、製品やサービスを宣伝するための広告キャンペーンを展開したり、コミュニティを作成して顧客との関係構築を行ったりしています。

特徴としては、Facebookは基本的に実名での利用を推奨しています。利用者は自分の実際の名前でアカウントを作成することが求められます。理由としては、実名を使用することで、個人同士のつながりやコミュニケーションを促進し、信頼性や透明性を確保することが目的としているからです。現在は、InstagramやTikTokといったSNSの利用者は多いですが、信頼性や透明性を求める地位のある人達は実名で利用するFacebookを今でも活用しています。

医師向けの広告をFacebookで実施するメリット

医師向けの広告をFacebookで実施するメリットは多岐にわたります。その中でも、Facebookが医師にとって魅力的な広告プラットフォームである理由を以下にまとめました。

ターゲット指向の広告配信が可能

Facebook広告は、高度なターゲット設定機能を提供しています。地域、専門分野、興味関心などを指定して、特定の医療従事者に広告を届けることができます。これにより、より適切な受け手にリーチできます。

巨大な利用者層を有するプラットフォーム

Facebookは世界中で数十億人のユーザーを抱えており、医師や医療専門家も多く利用しています。医療関連の情報やサービスを提供する際に、広告を通じて多くの医師にリーチし、影響を与えることができます。

多様なコンテンツ形式を活用

Facebookではテキスト、画像、動画、リンクなどさまざまなコンテンツ形式を活用できます。医師向けの広告戦略に合わせて、最適な形式を選択することができ、情報を効果的に伝えることができます。

相互作用とコミュニケーションの促進

ユーザーは広告に対してコメントやメッセージを通じて直接コミュニケーションをとることが可能です。医師向けの広告を通じて、医療従事者との対話を促進し、貴重な情報を共有できます。

データ分析と効果測定

Facebook広告マネージャーを利用することで、広告の成果を詳細に分析できます。クリック数、コンバージョン率、エンゲージメントなどのデータを追跡し、広告戦略を最適化することができます。

ただし、医療関連の広告は法規制やエチカルな観点が重要です。正確な情報提供と規制順守を徹底することが、信頼性のある広告キャンペーンを実現するために必要です。Facebookは医師向け広告において効果的なプラットフォームですが、広告戦略を展開する際には、医療業界の規制や倫理観を遵守することが不可欠です。

医師のFacebook利用者数はどれくらい?

2023年12月現在、日本の医師のFacebook利用数は、約5万人と推定されます。

2022年10月に、医師転職サイト「Dr.転職なび」が行った調査によると、医師のSNS利用率は29.6%で、利用者数は約10万人と推定されました。この調査では、SNSを利用する医師のうち、個人として利用している医師は42.4%、勤務する病院やクリニックのSNS担当として利用している医師は44.4%との結果が出ています。

Facebookは、日本国内の月間アクティブユーザー数が約2800万人(2023年12月時点)。医師のSNS利用率は29.6%と、一般のSNS利用率(72.1%)に比べると低いものの、そのうち約42.4%が個人としてFacebookを利用していることから、日本の医師のFacebook利用数は約5万人と推定されます。

医師がFacebookを利用する目的は?

Facebookを利用する医師の目的は、情報収集や情報発信、人脈形成などが挙げられます。情報収集では、学会やセミナーの情報を入手したり、最新の医療情報を得たりするために利用されています。情報発信では、自身の専門分野に関する情報や、医療に関する啓蒙活動などを行うために利用されています。人脈形成では、同じ分野の医師と交流したり、医療関係者とつながりを深めたりするために利用されています。

近年、SNSは医療分野でも活用が進んでおり、医療情報の提供や患者とのコミュニケーション手段として、ますます重要性が増しています。Facebookは、実名登録が原則のSNSであり、医療関係者同士の信頼性の高いコミュニケーションを実現できるというメリットがあります。今後も、日本の医師のFacebook利用はさらに拡大していくと考えられます。

Facebook広告の出稿方法は

Facebook広告を出稿する手順は以下のようになります。

  1. 広告マネージャーにアクセスする: Facebook広告マネージャーにログインします。広告マネージャーは、Facebookアカウントを持っている場合はbusiness.facebook.comにアクセスして利用できます。
  2. 広告キャンペーンの作成: 広告マネージャーで、新しい広告キャンペーンを作成します。目的に応じて、ブランドの認知度向上、リード獲得、トラフィックの増加などの目標を設定します。
  3. ターゲットオーディエンスの設定: 広告を配信するターゲット層を設定します。年齢、地域、興味関心、行動など、詳細なターゲット設定が可能です。医師や医療関係者をターゲットにする場合は、関連する興味や職業を指定できます。
  4. 広告形式の選択: テキスト、画像、動画、カルーセル広告など、使用する広告形式を選択します。広告内容に応じて最適な形式を選びます。
  5. 広告コンテンツの作成: 広告のタイトル、テキスト、画像や動画などのコンテンツを作成します。魅力的なコピーと視覚的に魅力的なコンテンツを使用して、ターゲット層に訴求力のある広告を作成します。
  6. 予算とスケジュールの設定: 広告にかける予算や配信期間を設定します。一日あたりの予算や広告の期間を設定して、広告の配信スケジュールを決定します。
  7. 広告の確認と投稿: 広告の内容や設定を確認し、問題がなければ広告を投稿します。承認されるまで少し時間がかかる場合があります。
  8. 広告のモニタリングと最適化: 広告が配信される間、その効果を定期的にモニタリングし、必要に応じて広告の最適化を行います。データを分析し、成果を最大化するための調整を行います。

以上が、基本的なFacebook広告の出稿手順です。設定や形式は多岐にわたりますが、広告の目的やターゲットに応じて最適な設定を行うことが重要です。

Facebook広告で医師をターゲット設定する

Facebook広告で医師をターゲットにする方法は以下のようになります。

  1. 興味関心や職業を指定: Facebook広告マネージャーで、興味関心や職業といったターゲット設定を行います。医療関連の興味関心を持つユーザーや、医療従事者としての職業を指定することができます。
  2. ターゲット層の詳細設定: Facebookでは、詳細なターゲット設定が可能です。年齢、地域、性別などの一般的な設定に加えて、医師や医療関係者に関連する特定の属性や専門分野を指定できます。
  3. 関連ページやグループのターゲット設定: 医療関連のページやグループに参加しているユーザーをターゲットにすることもできます。関連するページやグループに興味を持つユーザーを広告の対象に含めることができます。
  4. 類似オーディエンスの活用: 既存の医師や医療従事者の顧客リストを元に、似たような特性を持つユーザーを見つけ出す類似オーディエンスを作成することも可能です。これにより、類似したターゲット層に広告を配信できます。

医師をターゲットにした広告を配信する際は、広告内容が法的規制や倫理的基準に適合していることを確認することも重要です。また、正確な情報提供とプライバシー保護を徹底することが求められます。

Facebook広告はインハウスで

インハウスでフェイスブック広告を運用することには数多くのメリットがあります。まず第一に、自社内で広告運用を行うことで、広告の制御と柔軟性が向上します。広告戦略や目標に応じてリアルタイムで調整を加えることが可能です。また、迅速な反応が求められる場合でも、内部チームがすばやく対応できる点も大きな利点です。

さらに、インハウスで広告を運用することで、企業内の専門知識やブランド理解を活かした広告戦略を構築できます。自社のニーズやブランドイメージに沿った広告コンテンツを迅速に作成し、戦略的に展開することができます。

また、広告運用のデータや分析に関しても、内部チームがデータを継続的に収集し、分析することで、広告の効果を細かく把握し、改善点を見つけ出すことができます。これにより、継続的な最適化を行いながら、広告キャンペーンのパフォーマンスを向上させることができるでしょう。

最後に、インハウスで広告を運用することで、外部のエージェンシーやパートナーに頼ることなく、広告運用に関する全体像を企業内で把握することが可能です。これにより、広告運用にかかるコストや時間を削減し、リソースを最適化することができます。

これらの点からもわかるように、インハウスでフェイスブック広告を運用することは、広告戦略の柔軟性や効率性を高め、企業のビジネス目標に合わせた戦略的な広告展開を実現するための有益な手段です。

ATSUSHI SABURI

株式会社アドメディカル代表。大学卒業後、大手予備校に就職。学生募集に携わる。特にデジタル領域に力を注ぎ、ホームーページのSEO・MEO対策、インターネット広告、コンテンツマーケティングを中心に売上拡大。少子化が進む教育業界で毎年120%売上を伸ばす。独立後は、予備校時代のノウハウと人脈を生かし、医師・歯科医師向けの広告プランニング、SEO・MEO・インターネット広告のインハウス(内製)化のサポートを中心に事業展開。

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