「社長の専門学校」M&Aセルサイトアドバイザー協会所属 

リスティング広告を内製化(インハウス化)しよう

リスティング広告を内製化(インハウス化)しよう

リスティング広告(Listing Ad)は、インターネット上の検索エンジンやオンラインショッピングプラットフォームなどで見られる広告形式の一種です。企業や組織が通常は広告代理店や専門のマーケティングエージェンシーに依頼していたリスティング広告の運用や管理を、自社内で行うことは可能です。広告キャンペーンの企画、設定、運用、分析、最適化など、広告の全体的なプロセスを自社で管理し、外部の代理店に依存しない形態をめざしませんか?

目次

リスティング広告の内製化(インハウス化)のメリット

リスティング広告の内製化(インハウス化)のメリットと課題を挙げてみます。

  1. コントロールと透明性: インハウスで広告を運用することで、企業は広告キャンペーンの進捗や結果に対して直接的なコントロールと透明性を持つことができます。広告のパフォーマンスや効果をリアルタイムでモニタリングし、必要な変更や最適化を迅速に行えます。
  2. 専門知識の蓄積: 自社で広告運用を行うことで、従業員は広告プラットフォームの使用方法や最新のデジタルマーケティングトレンドに関する専門知識を蓄積できます。これにより、長期的なマーケティング戦略の立案や運用が可能になります。
  3. コスト効率: 広告代理店に支払う手数料や料金を削減できるため、長期的には広告運用のコストを削減することができます。

リスティング広告の内製化(インハウス化)の課題

  1. 専門知識とリソース: デジタルマーケティングや広告プラットフォームの運用には一定の専門知識と経験が必要です。自社内でそれらのリソースを持たない場合、学習コストやスキルの獲得に時間がかかる可能性があります。
  2. 時間と労力: インハウスで広告を運用するには、広告キャンペーンの計画、設定、モニタリング、最適化など、多くの時間と労力が必要です。他の業務との調整が必要になる可能性があります。
  3. 競争とアルゴリズムの変更: リスティング広告プラットフォームは競争が激しく、アルゴリズムやルールが頻繁に変更されることがあります。これに対応するためには、常に最新の情報にアクセスし、適切な対策を講じる必要があります。

リスティング広告のインハウス化の可否は、企業の目標やリソース、専門知識に依存します。適切な戦略を検討し、運用に必要なスキルやリソースを確保することが重要です。

リスティング広告の出稿方法

リスティング広告の出稿方法は、広告プラットフォームやサービスによって異なることがありますが、一般的な手順を以下に示します。Google Adsを例にして説明します。

  1. アカウントの作成またはログイン: Google Adsのような広告プラットフォームにアカウントを持っていない場合は、まずアカウントを作成します。既にアカウントを持っている場合は、ログインします。
  2. キャンペーンの作成: アカウントにログインしたら、新しい広告キャンペーンを作成します。キャンペーンの目的やターゲットに合わせて適切なキャンペーンタイプを選択します。例えば、検索広告、ディスプレイ広告、ショッピング広告などがあります。
  3. 広告グループの設定: キャンペーン内で広告をグループに分けるために広告グループを作成します。各広告グループは共通のテーマやキーワードに関連する広告を含むことができます。
  4. 広告の作成: 広告グループ内で、実際の広告を作成します。テキスト、画像、リンク先などを設定し、ユーザーに対してアピールするコンテンツを作成します。キャッチーなタイトルや説得力のある説明文を組み合わせることが重要です。
  5. キーワードの選定: キーワードはユーザーが検索する際にトリガーとなる重要な要素です。関連するキーワードを選定し、広告が表示されるべき検索クエリに合致するように設定します。
  6. 予算と入札戦略の設定: キャンペーンや広告グループごとに予算を設定します。また、キーワードや広告のクリックに対してどれだけの金額を支払うかを決定する入札戦略も設定します。
  7. 広告のレビューと承認: 広告がプラットフォームのガイドラインに従っているか確認され、必要に応じて修正が行われます。その後、広告が承認されると配信が開始されます。
  8. モニタリングと最適化: 広告が配信されている間、広告のパフォーマンスをモニタリングし、クリック率(CTR)、コンバージョン率、広告費用対効果(ROAS)などを評価します。必要に応じて広告のテキストや設定を最適化していきます。

大手企業でも内製化(インハウス)でリスティング広告を運用する企業もございます。広告に多くの予算が割けない、地域密着型のビジネスをされている方は、内製化(インハウス)をおすすめします。社内にデジタル人材が育成できれば、コスト削減や長期的なマーケティング戦略の立案などメリットは多いでしょう。

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