【初心者向け】Googleサーチコンソールとアナリティクス使い方の違いを解説
ブログ運営を始めたばかりの初心者にとって、「Googleサーチコンソール(以下、GSC)」と「Googleアナリティクス(以下、GA4)」は必須のツールです。
しかし、両者の違いが分からず、どう使い分ければよいのか悩む方も多いのではないでしょうか。
本記事では、GSCとGA4の基本的な機能や使い方の違いを解説し、それぞれを最大限に活用する方法を初心者向けに分かりやすくご紹介します。
この記事でブログ運営の効率がぐっと上げれば幸いです。
初心者でも分かる!サーチコンソールの基礎
Googleサーチコンソールとは?
GSCはGoogleが提供する無料ツールで、ウェブサイトの検索パフォーマンスを監視し、改善するためのものです。
主に「検索エンジンにおける見え方」に特化したデータを提供します。
主な機能
- 検索クエリを把握する
- パフォーマンスレポートを使って、自分のブログがどのような検索キーワードで流入しているかを確認。
- これにより、どのキーワードを強化すべきかが分かります。
- 新しい記事をインデックス登録
- 記事を公開したら「URL検査ツール」を使い、Googleにインデックス登録をリクエスト。
- エラーを修正する
- モバイル対応やクロールエラーを確認し、必要に応じて修正。
初心者向け活用法
- 検索クエリを活用する
- サーチコンソールの「パフォーマンスレポート」で、サイトがどの検索クエリ(キーワード)で流入しているかを確認。
- 特定のキーワードでクリック率が低い場合は、タイトルやメタディスクリプションを最適化して改善。
- 新しい記事をインデックス登録する
- 記事を公開したら「URL検査ツール」を使い、Googleにインデックス登録をリクエスト。
- これにより、記事が早く検索結果に表示されるようになります。
- エラーを修正する
- 「カバレッジレポート」を確認し、インデックスに登録されていないページやエラーを特定。
- エラー内容に応じて、リンク切れやモバイルフレンドリーレスポンスの改善を行いましょう。
- 外部リンクを確認する
- 「リンク」セクションで、他のサイトからリンクされているページやアンカーテキストを確認。
- 高品質なリンクを増やすためのSEO戦略を練る材料になります。
初心者でも分かる!アナリティクスの基礎
Googleアナリティクスとは?
GAはGoogleが提供する無料ツールで、ウェブサイトを訪れたユーザーの行動を詳細に分析することができます。
主に「訪問者の動き」に特化したデータを提供します。
主な機能
- 訪問者数の確認: ユーザー、セッション、ページビューなどの訪問者データを把握。
- トラフィックの参照元分析: 検索エンジン、SNS、広告など、どこから訪問者が来たのかを確認。
- コンバージョン率の追跡: 設定した目標(例: 問い合わせフォームの送信)に対する達成率を追跡。
- ページ滞在時間や離脱率の確認: ユーザーがどのページで離脱したのかを把握。
初心者向けの活用法
- 訪問者数を確認する
- ブログの訪問者数(セッション数)を確認し、流入が増えているかをチェック。
- 流入元を分析する
- トラフィックレポートを使い、検索エンジンやSNSからの流入割合を確認。
- 直帰率を改善する
- 離脱率の高いページを特定し、コンテンツや内部リンクを見直す。
サーチコンソール vs アナリティクス:何が違う?
目的の違い
- サーチコンソール:
- サイトが検索エンジンでどのように見られているかを把握し、改善するためのツール。
- 主に検索クエリやインデックス登録に関連した情報を提供。
- アナリティクス:
- サイトを訪れたユーザーの行動を把握し、コンバージョン率を高めるためのツール。
- 主にユーザーの訪問データやサイト内の動きを追跡する。
データの違い
- サーチコンソール
- サイトが検索結果でどのように表示されているかを示すデータ(検索クエリ、クリック率、検索順位など)。
- 外部リンク(バックリンク)の情報も確認可能。
- アナリティクス
- 訪問者の行動データ(セッション数、ユーザー数、ページビュー数など)。
- トラフィックの参照元やコンバージョン率も把握可能。
活用シーンの違い
- サーチコンソール
- 検索順位を上げたい、特定のキーワードのパフォーマンスを向上させたい場合に活用。
- 例: 検索クエリを基に新しいコンテンツ戦略を立てる。
- アナリティクス
- サイト内のユーザー行動を分析し、訪問者がどこで離脱しているのかを把握したい場合に活用。
- 例: コンバージョン率を上げるためにフォームの改善を検討。
具体例で解説
- サーチコンソールの活用例:
- 検索順位が上位だがクリック率が低いキーワードを発見。
- → タイトルやメタディスクリプションを改善し、クリック率を向上させる。
- 検索順位が上位だがクリック率が低いキーワードを発見。
- アナリティクスの活用例:
- 離脱率が高いページを特定。
- → ページのデザインや内容を改善し、滞在時間を伸ばす。
- 離脱率が高いページを特定。
両ツールを組み合わせた活用法
- サーチコンソールで「クリック数が多い検索クエリ」を特定。
- → そのクエリを基に、アナリティクスで訪問者の行動を追跡。
- → 検索から訪問したユーザーがどのようにサイト内を移動しているか分析し、改善点を見つける。
- サーチコンソールでは「検索順位が高いがクリック率が低いキーワード」を特定。
- → タイトルやディスクリプションを改善。
- アナリティクスでは「直帰率が高いページ」を特定。
- → コンテンツやデザインを改善。
ブログ初心者が最初にやるべき3ステップ
- サーチコンソールの設定
- サイト所有権を確認(HTMLタグ、DNS設定、Googleタグマネージャーの利用)。
- サイトマップを送信してインデックス登録を促進。
- アナリティクスの設定
- アナリティクスのプロパティを設定。
- トラッキングコードを埋め込み、データ収集を開始。
- 両ツールを連携
- サーチコンソールとアナリティクスをリンクすることで、アナリティクス内で検索クエリデータを確認可能に。
失敗しないためのポイント
サーチコンソールの注意点
- 「平均検索順位」は平均値であり、必ずしも全ての検索結果に当てはまるわけではない。
- 検索クエリのデータは直近16ヶ月分しか保持されない。
アナリティクスの注意点
- 訪問者数とセッション数の違いを理解する。
- GA4では、従来のユニバーサルアナリティクス(UA)と異なるインターフェースに注意。
初心者が混同しやすいポイント
- 「クリック数=訪問者数」ではない。
- サーチコンソールのクリック数は検索結果でクリックされた回数を示し、アナリティクスの訪問者数はサイト内のユーザー数を示す。
まとめ:【初心者向け】Googleサーチコンソールとアナリティクス使い方の違いを解説
サーチコンソールとアナリティクスはそれぞれ異なる目的で設計されたツールですが、どちらもブログ運営に欠かせない存在です。
- サーチコンソール: SEO対策の改善に役立つ。
- アナリティクス: 訪問者行動を把握し、コンバージョン率向上に役立つ。
初心者でも基本的な設定と使い方をマスターすれば、ブログの成長を効果的にサポートできます。
ぜひ両ツールを活用して、より効率的なブログ運営を目指しましょう!
株式会社アドメディカル代表。大学卒業後、大手予備校に就職。学生募集に携わる。特にデジタル領域に力を注ぎ、ホームーページの SEO・MEO対策、インターネット広告、コンテンツマーケティングを中心に売上拡大。少子化が進む教育業界で毎年120%売上を伸ばす。独立後は、予備校時代のノウハウと人脈を生かし、富裕層向けの広告プランニング、SEO・MEO・インターネット広告のインハウス(内製)化のサポートを中心に事業展開。